たっきぃの普通二種 二俣川運転免許試験場受験体験記

神奈川県在住のたっきぃ(筆者)が、ひょんな思い付きから特定届出教習所を利用して二俣川運転免許試験場で技能試験を受験し、「普通二種」の免許を取得した時の体験記(備忘録)です。 教習や技能試験の様子をざっくりですが記録してありますので、免許試験場での直接受験や特定届出教習所への入校を検討されている方に参考していただければ幸いです。 注)本内容は個人的主観による憶測もありますので、実際と異なる場合や試験の合格を保証するものではありませんのでその点を何卒ご了承ください。m(_ _)m

2017.4.13

今日は午後から大特一種の技能試験である。11時前には自宅を出て12時ごろ
試験場入りをし、証紙1,550円を購入し申請書に貼り付け。
それから2号館の食堂で、チャーハンセットを食して腹ごなし(ちょっとイマイチ…笑)

また残った時間でザーッと大特2号コースを歩き、方向変換の場所でイメトレ。
12:40にはコース開放時間が終了となるので撤収し受付をしにいくがその前に
申請書に付いている、免許証のコピーが普通二種取得前の物なので、コピー機の
所に並び、上書きをしてもらう。

そうしているうちに技能試験窓口も開いた。今回は初めて乗る車両だし、慌てて1番を
取る必要もないので、のんびり並ぶ。
受け取ったカードの受験番号は2番、コースは2号コース。

あとは1号館1階の技能試験待合室に向かい、試験官が来るまでyoutubeで方向変換の
動画を見てイメトレ。とはいえ乗ったことのない車両でしかも特殊車両である。
どうなるか全く見当もつかず、今更ながら不安になってきた笑

そして13:30頃大特、けん引受験者にお呼びがかかる。(大特はけん引の試験とセット
で行う)受験者は大特3名、けん引1名の計4名。今回はU試験官。これまたお初の方だ。

一通り試験の流れの説明を受けた。
大特は他の免種に比べ課題が少なく、指示速度や右左折を除けば、実質は踏切通過と
方向変換だけである。なお車両はコマツのWA100というもの。

説明の後、大特から試験を行うとのことで試験官と1番氏が発着所に降りて行ったが、
私もひとまずその後ろを着いていく。初の受験なので発進の状況も見てみたかったのだ。

1番氏の発進の状況と、方向変換を見たのちB1Fの待合室で待機。ちらっと外を見ると
踏切を通過し、こちらへ戻ってくるところだった。コース通りに走っているのでどうやら
完走のようだ。(私は半分も走れるだろうか、なんて思ってしまう)

発着所に到着し、講評が終わった1番氏と交代し私の番。
前のバケットに人がいないか、後ろに人がいないか安全確認をして乗車…するのだが
ステップを上がると意外と高い( ;゚д゚)

ドアを開けて何とか乗り込み番号カードと免許証を渡して本人確認を行う。
その後発進準備をするのだが、念のためバケット操作の仕方を確認すべく
尋ねてみる。

私「初めて乗りますがバケット操作とかって教えて貰えるんですか…?^^;」
U試験官「(呆れた顔で)そーいうのは事前に勉強して受験しに来なきゃダメだよ…
     とりあえず、エンジンかけたらその赤い安全レバーを上げて、それから
    スティックで操作して、適切に上げて。」

…とこれだけ。事前に調べておいてよかった…。
*以前は初受験の方には操作方法を教えてくれていたようですが、今は教えてもらえない
 と思ったほうが良いです。(他都道府県は違うかもしれません)

てなわけで、ミラーとシート位置の調節をして、ブレーキを踏んでシート右横にあるキーを
回してエンジンをかける。(キーの位置も乗用車と違ってちょっと新鮮)
言われた通り安全バーを上げて、ネットの情報の通りに操作しバケットを上げてみる。
一応良かったようで隣でU試験官も「そうそう、それでいい」とのこと。

パッと計器類とハンドル周辺を見たところ、ギアレバーとウィンカーの位置は事前情報と
一緒。ギアは奥に倒すと前進のF、真ん中がN、手前に倒すとRギアにそれぞれなる。
シフトチェンジするレバーは見当たらないので、恐らく普通のAT車と同じで良いのだろう

ということで、早速ギアレバーを前進のFに入れたところ「ピーーッ!」という警告音が笑

私「えっ、なんか鳴ってる(゚ロ゚;)」
U試験官「あっ、気にしないでいいから。そのままサイドおろして発進して」

サイドブレーキはどこだーって探すと座席の左側にそれらしいレバーがあるので下ろす。
(これまたレバーが硬くて下ろすのに難儀した)発進するまでもうてんやわんや状態。

左合図を出し、7点確認をしていざ発進。まずはならし走行ということで発着所の周りを
ぐるっと1周するのだが、もう凄い揺れるしふらつく。揺れた拍子にハンドルがブレれば
その分車体が曲がりふらついてしまう。


私(ふらつきが凄いとはこのことか、うおぉぉ真っ直ぐ走れねぇぇ!!なんじゃこりゃぁ(゚ロ゚;))

アクセルもじわじわ踏んでもパワーが出ないし、離すと強力にエンブレがかかってすぐ
止まる。
もうならし走行の時点で、軽くパニック笑
曲がるときもどれだけハンドル切っていいか分からないし、切るとなんかスゲー揺れるし。
これ方向変換大丈夫か…と本気で心配になってくる。

とにかくビビってしまい、ちんたらならし走行を終え、発着所に戻り本番に移る。

エンジンを再スタートさせ、7点確認をして発進。まずは止まれを右折し、すぐ左折、
その後、最初の交差点も右折。なおどんな慣れない車両でも、右左折時の安全確認行為
だけは忘れずキチッと行う。

やっとこさで方向変換にたどり着く、右バックだ。
再三見た動画やネットの情報を必死に思い出しながら、ポケットに入れるべく後退してく。
もうその速度は最徐行以下だったかも。

車体が思った以上に右に寄りすぎ、ななめ気味に入れてしまった。
左折で出るとき、キャビンがポールにぶつかるかも知れないが勢いでそのまま発進笑
なんとかポールに当たらず脱出できた。意外と何とかなるもんだなぁ…とちょっとホッと
する。

その後方向変換のある島をぐるっと回り外周路に向けて走る。グッと加速させようとすると
妙にふらつくが、バケットの位置がキャビンから見て真っ直ぐになっていないと車体が折れ
ていてふらつきやすくなるというのを思い出して、直すとふらつきは無くなった。なんとな
くコツがわかってきた気がする。
しかしその前までにだいぶふらついていてU試験官のペンも結構動いていた気がするが、
まだ「お帰りコール」が出ない。

ついには16番交差点を右折して外周路に入り、課題速度20Km/hの指示が出る。
よし来たとここぞとばかりに思いっきりアクセルを踏むと結構パワーが出てあっという間に
20Km少々まで出た。
課題速度は一瞬でも20Kmが出ればOKだが、できば維持して走るようにしたい。しかしこの
アクセル調整も難しく強めに踏んでいるとあっという間に25Kmになってしまうしゆるめると
これまた15Kmくらいまで落ちてしまう。難しいなぁ…

そして1番交差点を右折し、信号のある交差点も右折。その後踏切に行くよう指示が出た。
まさかの初回で完走かっ?!と思い踏切まで来たところで、

U試験官「はい、たっきぃさん残念ですが今日はここまで。踏切は窓開けはしないで
      通過して結構です。」

とここでお帰りコール…なんだもう少しで完走だったのに…
コース通りヨタヨタ走って発着所へ到着し、バケットを下してエンジンを停止。その後講評。

U試験官「えー、初めて乗ったのもあると思うけどふらつきが多いね。それから右左折の
      時、もう少し寄せないとダメだぞー。二種取った時もそうだったでしょ?」
私「はい(あれ、この人二種の時は当たってないけど…何で知ってんだろう、まぁ当然か)」
U試験官「あと左折の時、大回りになることがたまにあったからそれを直すように。
      次頑張って」
私「はい、今日はどうもありがとうございました!」


やはり百聞は一見にしかず、文章で見るとの実際運転するのでは全然イメージが違った。
今回はとにかく車両に慣れて少しでも走る、ということが目的だったので概ね達成といった
ところか。
と言うか、完走ならずとも8割走れたのは自分でもビックリした。 でも不合格でも完走でき
ればなお良かったのになー、とちょっと欲も出る笑
降車後に発着所出入り口で、1番氏から「完走したの?!」と聞かれたがそうで無かったことを
告げた。 *この1番氏は完走されている。

その後1番氏と3番氏の様子を見ながら色々話したのだが、試験に関してよく分かってなかった
情報も入手することができて良かった。 
そうこうするうちに3番氏も完走して戻ってきたが、今日で5回目だという。皆苦戦
しているなぁ。しかも3番氏は会社からの指示で来ているようなので、プレッシャーが
大きいだろう。大変だ。

そして15時過ぎに、2号館の技能窓口に呼ばれ結果発表がなされた。今日は3番氏のみ
合格だった。3番氏はホッとしているようだった。

3番氏にお祝いの言葉を述べ、自分は申請書を受け取り1番氏と駅まで歩いていく。
今日の試験はしょっぱなからてんやわんやだったが思い返してみれば、中々面白かった。
普通車とのギャップは大きいが、他の人が言うように運転していて楽しい車両でも
あったので、また受けたいと思う。因みに次回の試験日はなんと明日。まぁ連続で
受けたほうが少しでも車両に慣れることができるかもしれない。

今日フィードバックされたことを次の試験に活かせるようにイメトレをしっかりして
明日また頑張って受けたいと思います。

 

思い立ったのは年明け早々、普通二種の学科試験を受けに来た時の事。
お昼を食べ終え、技能試験コースを散歩していた際、発着所に止まる大きな黄色いホイール
ローダーが目に入る。

私(うおぉぉ…でけぇ…!やっぱ建機はかっこいいなー)

当時勤務していた会社で担当していたお客様で、某建機メーカーの工場に出入りすることが
たまにあり、工場から搬出されるできたてほやほやのホイールローダーやらショベルやらを
見て(あぁ、いつかああいう車両も操縦できるようになりたいなー) なんて思ったものである。

後日時間のある時に色々調べてみると、あの発着所においてあるのは「大型特殊自動車」
通称”大特(ダイトク)”免許の技能試験用のものだというのが分かった。

しかも普通二種の受験時に他の受験生数名から「大特は車両に乗ったことが無くても意外と
なんとかなるし、取りやすいから受けてみろ」と勧められる。
当時普通二種が中々合格できず、「指定校に変更」がちらついていた時に、「大特二種まで
とれば以降二種学科が免除になる」という情報に心が動かされ、ダブル受験するか非常に
悩んだ。

指定校でも大特の教習はやっているので、指定校で一種を取り、試験場で二種(大特の種は
指定校制度が無く、試験場受験のみ)に挑戦するプランも考え、神奈川県下の教習所のHPを
色々見ていると、普通免許持ちで6時限の教習を受けて10万弱。
二種学科免除狙いのプランにしてはえらく高い投資になるし、しかも入った教習所が試験場
と同型の車両かどうかも分からない。
他の試験場挑戦サイトを見ても「大特は試験場で取れるしその方が安上がり」とあるし…

結果4回目の普通二種が不合格だった翌日に、大特の申請書を作成するために再び二俣川を
訪れたのであった。
なおさすがに乗ったことものない車両でいきなり二種試験受験は無謀なので、一種からの
挑戦にした。

そして指定日が普通二種の5回目の試験と被ったため、その日はパスしたのだが結局翌日に
思い切って6回目の受験をし、合格してしまったため大特二種まで行き着く必要が無くなっ
てしまったのだ^^;

とは言えせっかく作ってしまった申請書。今は会社を辞めてフリーランスで時間はある。
いつか操縦できるようになりたいと思っていた車両だ。普通二種で鍛えた試験走行のカンも
ある。受け無い理由が見当たらないッ!ということで二俣川での挑戦を決意したのでした。


受けるにあたってまずは車両の特性を知りたい。私が参考にしていた二俣川経験者の諸先輩
方が受験された時の資料に、運転方法が出ていたが、その時はホイールローダーではなく、
後輪操舵と言われるフォークリフトのような車両だったので残念ながら今と異なる。

つらつらと他県の試験場挑戦サイトを見ていると、下記のHPにたどり着いた。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hakuba/license/tokushu.htm

おぉ、車両メーカーは違うが同じホイールローダーだ。
このホイールローダーは「アーティキュレート式(通称”中折れ式”)」といって普通車のように
ハンドルを切ってタイヤで舵取りをするのではなく、車両の中ほどにある特殊な構造を中心
にして車体全体を左右に動かして舵取りをするもののようだ。
この構造のおかげで前輪が通ったところを後輪もそのまま通るため内輪差が生じないという。

ふーむ?文章としては理解できるがどんなものか想像がつかない…

またどのHPの説明や実際受験した方から共通して、ふらつきやすい、ハンドルの位置が毎回
変わっていく、スピードが出にくいなども言われている。

スピードが出にくいのは分からなくもないが、「ハンドルの位置が毎回変わる」というのも
ますます分からない…

なんとなく受験が不安になってきたが”百聞は一見にしかず”ということで1-2時限位練習できる
教習所が無いか調べてみるが、東京・神奈川近郊でそれらしいところは見当たらず、あとは
二俣川の試験場開放日の練習になるが、1時限で1万円を超える。さすがに高すぎで行く気に
ならない…

結局のところ技能試験での体当たり受験しか無さそうだ。腹をくくるしかない。
ということで先日過ぎてしまった試験の指定日の変更申請をし、来週受験することが
決まった。

それなりに準備をと思い、また昨日は時間があったので、二俣川を訪れ昼休みのコース
開放の時間に大特のコースを発着所から歩いて回った。まずは1号コースだ。

事前に待合室に掲示されていた、大特の試験コースをスマホの写真に収め、それを見ながら
歩いていき、交差点の右左折や進路変更、方向変換のイメトレをする。

そういえば最近の場内の踏切って鳴るのね^^;これ鳴ってる最中に渡ろうとしたら当然アウト
なんだろーなー笑

色々じっくり見て1号コースを回り時計を見ると12時半。コース開放は12時40分までなので
あと10分しかない…2号コースを回るには時間が足りない。
仕方ないので2号コースは一部だけ歩いて回り、残りは試験当日の昼休みに回ることにし
て、この日は退散。

因みに景気づけではないが、星川で途中下車しギョーザがおいしいと言われる「とんとん」と
言うお店で昼食を取った。水日定休だということで以前土曜に車で来たことがあったのだが
その時は並んでおり、近隣に駐車場も無かったのでその時は諦めたのだ。
ギョーザとしょうゆラーメンを食したが、ギョーザはお肉と白菜が詰まっておりアツアツ
ジューシーで美味しかった!ラーメンも魚介の出汁が利いてアッサリしてこちらも良かった。

帰宅後も先ほどのサイトを読み漁ったり、youtubeに出ている大特の試験風景の動画を
見たりコース図を眺めたりと出来る範囲で試験対策をする。
ひとまず来週の試験日までは、これの繰り返しをして自分なりのイメージを持とうと思う。

未知の領域であるが、とても楽しみである。

ここでは2か月にわたり特定届出教習所に通い、試験場で受験し、自分なりに得た知識やノウハウを筆者の主観でざっと書き綴ってみました。

いちいち受験記を見るのは面倒くさい…と言う方はこちらに目を通していただければある程度のことが把握できると思います。(それでも長くなることをご容赦ください)
■特定届出教習所について

①特定届出教習所とは
各都道府県公安委員会に、教習所の営業を届け出た教習所でかつ、人的、物的、運営的基準に適合するものに対し公安委員会が指定をした教習所、普通一種免許、二輪免許、二種免許を取得する際に受講が義務付けられている「取得時講習」を「特定教習」として行い、講習を免除してもらえる教習所です。

②指定校と何が違うの?
大きな違いは試験場での技能試験を受けるか否かになります。指定校に通っている場合は仮免は修了検定と所内で行う仮免学科試験に合格すれば発行されますし、本免も卒業検定を合格すればあとは試験場で学科試験に合格すると、技能試験が免除されて免許が発行されます。
特定届出校の場合は、試験に関する一切は試験場での受験になります。技能試験は免除されないので、その点をよく確認したうえで入校しましょう。(入校時、スタッフからも念押しされるはず)
また教習時間も異なり、教習生の習熟度によって試験を受けさせるかどうかの判断になります。人によっては指定校よりも早い教習時限数や日数で試験に臨むこともできます。

③特定届出校に通うメリット、デメリットは?
私自身通ってみて感じたメリット、デメリットを以下の通りまとめてみました。
~メリット~
・指定校に比べて費用が安い。
・技能試験に合格できるだけの技術やポイント、コツを伝授してくれる。
・特定教習が受講できるので、修了すれば技能試験合格後にすぐ免許証を発行してもらえる。
 ⇒二種については実施していない教習所もありますので、入校前に確認しましょう。
・技能試験時に、教習原簿を持ち込める(不合格時の減点箇所が分かる)
 ⇒教習所により持ち出しをしていない場合があるので、これもできるか確認しましょう
・試験当日でも教習を受けることができる。

~デメリット~
・不合格が続くと教習費用がかさみ、メンタル面の負担も大きくなる。
・特定教習費用が取得時講習費用よりも高くなる場合がある。
・指定校ほど大規模でないため、教官数が限られており予約が取りずらい。

④教習の雰囲気
これは各教習所ごとで全然違うと思いますが、私が通ったところに関しては良い意味で教官と教習生、と言うスタンスを貫いているところでした。やはり厳しい技能試験に教習生を合格させる責務上、教習中は時に厳しい指導が入ることもあります。ただそれは理不尽なパワハラ的な物言いとかではなく、合格してもらうためにはこの間違いは絶対直してほしい、絶対合格して欲しいから厳しい事を言うというある種、不器用な親父の愛情、のようなものでしょうか。昨今の免許需要の現象からいつからか教習生はお客様、という対応になりつつありますが、人の命に係わる安全教育を担うのが教習所の役割です。それがダメだというわけではありませんが、間違っていることや直さなければならないことには厳しく接するような、ちょっと昔ながらの教習所のひとつやふたつはあっても良いと思います。
一応誤解の無いよう言っておきますが、教習そのものの雰囲気は別にピリピリしてるわけでもなくごくフツーに行われていますよ。

⑤教習原簿を持ち込むと合格しやすくなる?
「技能試験に教習原簿を持ち込むと、よほどポカをしない限り合格させてくれる」そんな都市伝説的な話を聞いたことがあります。結論から言うとそんなことはありえません。
原簿を持ち込んでいても、やるべきことができていなければしっかり減点されますし、試験官が危険だと判断すれば容赦なく補助ブレーキも踏まれます。筆者も数回原簿を持ち込んで受験しましたがことごとく落とされてます(笑)逆に原簿が無くても、試験官が納得する技術があれば合格できてしまいます。筆者も最後は原簿を持ち込まずに合格を勝ち取りました。
試験官によっては「届出のある教習所でしかるべき教習は受けている人か」と捉えて、一般受験者に比べればちょっとは信用(というか期待?)してもらえるかもしれませんが、あくまで合格を勝ち取るのは本人の技術です。教習原簿はダメだった時の要因分析をする「保険」として捉えておきましょう。

⑥結局のところどうなのさ?
以上を踏まえ、特定届出教習所に通う価値はあるのか?と問われると「人それぞれ」だと思います。今はネットで調べればいくらでも試験場受験の情報や攻略法が出てきますし免種によっては教習所に頼らずに受験して安く合格出来ちゃうものもあります。お財布の事情もあるかと思いますので、「絶対利用したほうが良い!」とは言えませんがフレキシブルな使い方もできると思います。
前述のとおり、免種によって取得時講習を受けなければならないものもありますが、指定校で予約を取ろうとしても「1ヶ月から1か月半待ち」などせっかく合格したのに長い間待たされる可能性があります。特定届出校であれば正科生でなくても、日程が合えば特定教習だけ受講させてもらえます。また「正科生のようにガッツリでなくちょっとだけ練習したいな」というような人でも単発教習をしているところもありますので、そこは自分にあったやり方で利用すれば良いと思います。
最後にあくまで個人的な主観ですが、生まれて初めて普通車や自動二輪の免許を取られるのであれば、できれば指定校で取られることをお勧めします。筆者は普通一種をとって約10年後に普通二種を取りましたが、やはり多少運転経験が無いと試験場受験はハードルが高い気がします。ただ諸事情で指定校への通学が難しい…という場合は自分にあったかたちで入校された方が良いでしょう。(生まれて初めての運転が試験場の技能試験、、、というのはだいぶ無理があると思うので)

   
特定届出教習所についてはこんなところですね。続いて技能試験についです。
なお試験以外の手続き等に関しては省略させていただきますので、予めご了承ください。


 ■学科試験について
正直学科は独学でもしっかり勉強すれば1回で合格できると思います。筆者のしたことと言えば
・二種学科試験の問題集でできるだけ問題数が多いものを1冊買ってきて1日1時間×1週間勉強
・間違えた箇所は交通の教則やネットで調べて正しい知識を確認する
・ なんども反復して問題を解く

試験内容的には「一種本免+二種(旅客の知識、法令など)」なので、ある程度知っている知識が土台になるので繰り返し勉強すれば合格基準に達することはできると思います。
なお二俣川については、受験申請したその日に即学科試験が行われます。しっかり自信をつけてから行くようにしましょう。

受験時のアドバイスとしては、以下の通りです。
・とにかく設問文を最後までよく読んで早とちりしないこと
・イラスト問題は配点が大きい(1設問2点)ので、1つも間違えないつもりで解くこと
・マークミスや回答に勘違いが無いか、きちんと見直しすること

■学科合格後は…
学科に合格すると後日技能試験になります。係官から説明があると思いますが、申請書に試験日が記載されているので、その日に受験をすることになります。ただし、自身の都合などでその日に来れない場合は、ひとまず欠席(事前連絡不要)し再度試験日を自身で決めるか、キャンセル待ちで受験するかのいずれかになります。

 
■技能試験について
試験場の技能試験は教習所の卒業検定と異なり、数百時間の教練を積んだ現役の警察官が試験官として試験を行います。道交法に関する知識教養や運転技能を完璧にマスターし、一般市民を取締る側の人間が採点を行うわけですので、少しでも道交法の「お作法」に不備があれば容赦なく減点され不合格へと追い込まれる厳しい試験です。ただ裏を返せば道交法を正しく理解して、安全で円滑な運転ができれば 合格できるので、ポイントさえ理解できていれば誰にでも合格できるものだと思います。ここでは私なりにアドバイスできることをまとめていきたいと思います。

①そもそも受験にあたって
・土日の試験場開放日に場内課題を練習しに行く。

二俣川では、土日に試験場開放をして運転の練習をすることができます。少し値は張りますが二種特有の鋭角の練習ができるのは勿論、実際の試験車の車両性能や場内課題の場所を確認できるので教習所通いの如何を問わず、1度は来てみることをお薦めします。なお教習所に通っている方は1時限で十分だと思います。

・路上コースを走りこみましょう。
二俣川の場合、1号館1階の技能待合室に免種別のコース図が貼ってあります。基本的に出入りは自由ですので、学科合格後に路上コースの確認しておきましょう。大半の方は地理に明るくないと思いますので、マイカーやレンタカーを使って念入りにコースを走りこみましょう。事前にGoogleストリートビューで交差点やバス停の位置など確認しておくとスムーズに下見が出来ると思います。
また実際に走るときはまずは普通に走って、道順を覚えます。試験時は試験官が道順を案内してくれますが、案内の出るタイミングによって、交差点右左折前の安全確認や、寄せが遅れる可能性もありますのでできる限り覚えましょう。続いて実際に試験を受けているつもりで安全確認行為や停止課題、転回の練習をします。通常の交通の流れと違うかたちになると思うので、後ろに車が詰まってきていたら1度路肩に停車して、道を譲ってあげましょう。(停車する場所は、駐停車禁止場所は避けましょう)
教習所に通っているいないは別にして、1回でも多く走り込んで道路に慣れることが大事です。筆者も教習以外に自分で走って練習をしてました。   


・服装は清潔感があれば、スーツでなくてもOK
よく二種の試験は「スーツで行ったほうが良い」と色々な体験サイトに記載がありますが、確かに試験官の印象は悪くないと思いますが、本質はそこではありません。
実際筆者も数回受験した中で多数の受験生と一緒でしたが、スーツでない方が圧倒的に多く、実力のある人は、私服でも合格してました。
あまり派手な服装や不潔な恰好、運転動作に適さないもので行くのは避けるべきですが、常識的な格好なら私服でも構わないと思います。それよりも技能の実力が大事です。

・当日は試験官に対して挨拶や、返事ははっきりと元気よくする。
二種免許は営業免許です。試験ではありますが試験官を乗客だと思い、挨拶や指示されたことには元気よくするようにしましょう。印象が良いから採点が甘くなるわけではありませんが試験官も人間です。印象が良ければ仮に不合格だった時もきっとワンポイントアドバイスには力が入ると思いますよ?(そういう方には不器用ながらも応援してくれているような姿勢に見えました)

・試験官のアドバイスは真摯に受け止める
教習所でもそうですが、試験官は試験終了後にワンポイントアドバイスをしてくれます。基本的に減点箇所に基づいて話すはずなので言われたことは真摯に受け止め次回までに改善するようにしましょう。
受験者の中には「こんなこと言われたんだけど、そんなん言われてもできないわ~」とぼやく人もいましたが、そういう人は他の試験官にあたってもきっと同じところで減点されるでしょうし恐らく何十回と受けても合格できないと思います。

②技能試験について
普通二種の技能試験は、100点からの減点法で試験終了時に80点以上残っていれば合格できます。
試験は「場内」と「路上」の2段階で実施となります。試験車はAT/MTともにクラウンコンフォートになります。

 0.乗車から発進まで
・まずは前方と後方に人がいないかしっかり安全確認を行ってから乗車します。
 運転席に乗り込むときは、ドアは必要最低限のみ開けて手早く乗り込み、閉めるときは
 手前10cmで1度止め、それから強く引いて確実に閉め、ドアロックをします。

・乗車が済んだら受験番号カードと免許証、取得時講習修了書(受けた方のみ)、教習原簿
 (特定届出教習生のみ)を試験官に渡します。試験官から「生年月日と氏名を教えてくだ
 さい」と聞かれるので答えましょう。これで本人確認は完了です。

・続いて試験官から「準備をしてできたらエンジンをかけて発進してください」と言われ
 るのでシートの位置やルームミラー、ドアミラーの見え具合を確認しましょう。なお
 ルームミラーは最初から見やすいポジションになっていても、必ず手をかけて確認して
 ください。

・すべて準備が完了したらシートベルトを締めて、クラッチとブレーキ(ATはブレーキのみ)
 を踏みエンジンをスタート。MTはローに、ATはDに入れウィンカーを出し、5点確認を
 して発進です。
 *5点確認…安全確認行為のひとつ。「左側目視⇒左ドアミラー⇒ルームミラー⇒
  右ドアミラー⇒右側目視」の順で行う。一部の状況を除き車両が1度でも停止したら、
  再発進前に必ず行ってください。

   
 1.場内試験
・課題は「鋭角」と「方向変換」又は「縦列駐車」のいずれかのみ。「鋭角」は必ず1回
    切りかえしを行って通過することになります。なおどの課題も切り返しは3回まで。
 鋭角は3回切り返しても減点になりませんが、方向変換と縦列は2回目以降から減点と
 なります。4回切りかえしをすると通過不能で試験中止となります。
 二種の試験なので、各課題は最低限の切り返しでスパっと通過できるのが望ましいです。

・方向変換か縦列駐車かは試験が始まるまで分かりません。体感としては縦列が多いような
 気がします。

・どの課題も後退する時は必ず後方を直接目視しながら行ってください。切りかえしを行う
 時も発進前の5点確認と、後退中の後方目視を忘れずやってください。(焦って忘れる人が
 多いので)
 なお一方だけ見ていると安全不確認になるので注視すべき方向を見つつ、たまに反対を
 見て(2秒くらい)、左右ともに確認するようにしましょう。

・課題以外での走行は採点対象外ですが、一方で「こいつを路上に出して大丈夫か?」と
 いうのを恐らく見られているので、課題以外の走行も採点されていると思ってメリハリ
 ある走行をし、安全確認はどの場面でも忘れず
に実施してください。また一時停止無視や
 優先妨害は危険行為で試験中止になります
のでご注意下さい。

・それぞれの課題の場所は開放日の練習で確認するか、待合室の場内コース図を直接確認
 してください。一応筆者が受験した際に行った箇所を番号のみ記載しますと…
 鋭角:④/⑤
 方向変換:②/⑥
 縦列駐車:⑨
 課題までの順路は試験官しだいですが、鋭角後に⑨の縦列をやる場合は⑪の見通しの悪い
 交差点を通過するので、他の試験車の優先妨害にならないよう気を付けてください。

・場内課題を終えて持ち点が80点以上残っていれば、その点数を持って路上に出ます。
 場内でよほどのことが無い限り路上には出られますが、その先が長いので基本的に
 減点無しで課題をこなせるようにしておいてください。


2.路上試験
・約6Kmのコースを2人1組又は1人単独で走ります。途中課題として「直前合図停車」を
 4回と「転回」を1回実施します。
 また路上に出てから最初100mは慣らし走行なので、この間は採点されません。(発進時
 の安全確認行為は採点対象になります
)ただしあっという間に終わるので車両の感覚は
 できるだけ場内走行で把握しておいて下さい。
  
・路上は場内と違い、歩行者・自転車・一般車両が多数通行しています。歩行者や自転車
 などの交通弱者保護は最優先で対応
してください。また道路の優先関係や標識を正しく
 理解し、メリリある走行をすることを必ず心がけてください。
  
・直前合図停車は4回のうち3回は試験官から「この辺で止まってください」と指示が出る
 のでできるだけ速やかに車両をまっすぐに止めます。ただし3回のうち1回がバス停や
 交差点など駐停車禁止場所での指示がひっかけとしてほぼ必ず出されます。その場合は
 それらを避けた上で速やかに止めるようにしてください。

・また停車する先の路側帯の状況をしっかり見極めて止めましょう。歩道の有無や路側帯の
 幅、白線の引かれ方によって停車のさせ方が異なります。止め方を間違えると試験中止に
 なりますのでご注意を。
 ~路肩のパターン一例~
 ①白線の無い路側帯…車両を端に寄せて停める
 ②白線のある幅1m以上の路側帯…白線に寄せて一時停止し、左側の安全確認をしたうえ
                 で、左側75cm以上残して路側帯に侵入し停める
 ③白線のある幅1m以下の路側帯…白線に寄せて停める
 ④白線が二本引いてある路側帯…路側帯の幅に関わらず白線に寄せて停める     
 ⑤歩道がある道路…白線の有無に関わらず歩道に寄せて停まる

・実際に止めるときは減速してルームミラー⇒左ウィンカー⇒左ドアミラー⇒左目視⇒
 路側帯などにまっすぐ寄せて停車させるようにしましょう。
 出来る限り速やかに…と言いつつも安全確認を確実に実行したうえで寄せて止めて
 ください。なお停車したらサイドブレーキを引き、MTはニュートラル、ATはPにして
 ブレーキは踏みっぱなしで試験官に「止まりました」と申告してください。なお停車中は
 左ウィンカーを出しておいてください(停車時のハザードは不要)
    試験官から「はい、どうぞ(ご自身の判断で発進してください)」と言われたら速やかに
 5点確認をして再発進しましょう。上り坂で停車した場合は逆行防止で坂道発進の要領で
 出てください。

・また直前合図停車のうち、残りの1回は「目標物停車」で路上のポールや水銀柱など試験
 官が指定したものを乗客に見立て、それらを車両左後部ドアの中央に合わせて止まる課題
 があります。二俣川の場合は、技能待合室に掲示されている路上コース図にどこで目標物
 停車をするか印がふってあり、おおむねその付近で実施しますが道路状況によって変わる
 場合もあります。

・試験官から指示が出たら、減速してルームミラー⇒左ウィンカー⇒左ドアミラー⇒左目視
 で路側帯などに寄せ、目標物には徐行で近づいていきましょう。だいたい目標物が自身の
 視界から消えて一瞬間を置いてから停止するとほぼ中心に止まれます。
 なお目標物を目視しながらの停車は前方不注意になるのでやめてください。確認する場合
 でも一瞬だけそちらを向くか、目で追うのみで顔を左に向けないようにしてください。
 ここでも止めたら、前述と同様の停車措置をして試験官に「止まりました」申告をして
 下さい。

・もうひとつの課題、「転回」は試験官から「次の横断歩道から更に次の横断歩道の間で
 転回をしてください」などと指示が出ます。指定区間に入ったらできる限り速やかに停車
 し転回を実施しましょう。
 ただ速やかとは言え、安全・確実に実行する必要がありますので、停車場所は前後の見
 通し利く場所で止まりましょう。 停車するときは直前合図停車と同じ要領で止めます。
 前後から車両が確実に来ないことを確認したら、右ウィンカーをだし、5点確認をして
 発進し右いっぱいにハンドルを切りましょう。万が一、発進時に車両が来た場合はすぐ
 左ウィンカーを出して停止し、車両を通してあげてください。

 鋭角と同じ要領で、反対側の路肩に対して90~100度くらい角度をつけ、ハンドルを真っ
 直ぐにして停車し、バックギアに入れ5点確認をして必要最低限バックしながらハンドル
 を左いっぱいにきり、反対車線に出られるようにスペースを作ります。後方確認も場内と
 同じように行ってください。スペースが出来たら停車し、ギアをMTならロー、ATならDに
 入れ右ウィンカーを出し5点確認をして出ます。もしここで車両が来てしまっても焦らず
 最後まで一連の動作は確実にやりきって下さい。また左側から車両が来た場合は、それが
 無理やり空いたスペースをぬっていかないかしっかり確認してから発進してください。

 *場内でもそうですが、ハンドルの据え切りは避けるようにしましょう。試験官によって
  注意される場合があります。
   
・路上コースはA~Fの6種類で、Cコース以外は2人1組、Cはおひとり様用のコースです。
 筆者が受験していた時はほとんどA~Dコースで、E,Fになったことは1度もありません
 でした。
 (10回受験された方で1度だけEコースに行ったという話を伺ったのであたる確率が0で
 はないようですが)
 受験生が複数名いる場合は、2人1組で路上に出て往路がA又はE、復路がB又はD(往路が
 Eの場合はF)になります。なお受験者数が一人だった場合や、試験の進捗などで自身が
 受験する時点で、復路の運転者がいない場合はCコースになります。

・体感ですがコースの難易度としては優しい⇔難しいで表すと「A>B>D>>>C」で
 しょうか。
 なお諸先輩方の二俣川サイトを拝見するとその時は往路:A、復路:Bが定番だった
 ようですが、最近は復路がDになるほうが圧倒的に多いです。またそもそも試験場での
 二種受験者自体も以前に比べ減っているのか、1回で多くて2~3名程度、ヘタするとおひ
 とり様になる場合もあるので昔よりもCコースになる可能性がぐんと上がっています。

・こちらでは路上コース図のアップ予定はありませんが、全体的な要注意箇所を簡単に
 纏めると
 
 ○試験場正門前や、駐車場へ降りていく坂がある交差点の横断歩道は試験場へ向かう
   歩行者が多いので、渡ろうとしている人がいたら必ず停止線で一時停止してください。

 ○歩行者の対応については自車と向かい合っている場合は1m、背を向けている場合は
   1.5mの間隔を空けて避けていきます。避けるときは障害物を避けるときと同じ要領に
      なるので進路変更時の安全確認とウィンカーは忘れず
やってください。間隔が取れ
   ない場合は徐行か一時停止で対応してください。

   なお狭路で歩行者を抜くときは、対向車や反対側の歩行者にも充分注意してください。
   特に歩行者のいる方向に進路変更するのは大変危険な行為で試験中止になりかねませ
   ん。(ヘタすると試験官に叱責されます)

 ○メインが住宅街を通るコースなので、道路が狭く一時停止が多いです。「とまれ」の
   標識を見落とさず、停止線手前でピタッと止まり、5点確認をしてから発進
して下さい。

 ○優先道路と交差する見通しの悪い交差点も多いです。特にこちらから優先道路へ出る
   場合は左右から歩行者や車両が来ないか、徐行しつつしっかり確認し出ていくように
   してください。
   道路にミラーが設置されている場合はそれらを十分活用してください。(筆者は不運に
   もゴール近くの交差点で右からバイクがすっ飛んできて、優先妨害で補助ブレーキが
      発動され、試験中止になってしまったことがあります) 

  ○A~Dコース中盤のニュータウンのバス通りはバス停と交差点が多く、ほぼ確実に直前
  合図停車指示が飛んできます。指示されたら焦らず状況を確認して停車することを
  心がけてください。

  ○制限速度も場所により頻繁に変わります。速度標識は見落さないようにしっかり確認
   しましょう。特に流れの速い道路で早い速度から遅い速度に変わった時は速度超過を
   取られないよう注意が必要です。(特にDコース序盤は、中原街道の二ツ橋交差点を
   直進通過すると60Km/hから50Km/hに変わりますし、その先で左折し厚木街道に入ると
   40Km/hになります)
  *安全の次に円滑な運転が求められるので、出せるところは制限速度いっぱいまで
   出して元気に走りましょう。メリハリをきかせるひとつてです。

3.試験終了時
・運転お疲れ様でした。ですがまだ試験は終わってません(途中で試験中止になって
 なければ)
   ゴール又は試験場に戻ってきたら試験官の指示された場所で車を止め、サイドブレーキを
 引きMTの場合はブレーキとクラッチを踏んだままエンジンを止め、上り坂ならロー、
 平地か下り坂ならバックギアに、ATの場合はブレーキを踏んだままPレンジに入れエンジ
 ンを止め駐車措置をします。この時ブレーキ、クラッチペダルは踏んだままです。
    試験官から「では降りて運転手を代わってください(試験場帰着時は降りて待機)」と言わ
 れたら御礼を言ってシートベルトを外し、後方を見て人や車が来てないか確認し、最初に
 アを10cmほど開け、その後必要最低限開けて手早く降りてドアを閉めてください。
 さりげなく指示されますが降車が完了するまでが試験です。見られてますので気を抜かな
 いでください。

・二俣川の場合、試験場に帰着してから試験官がワンポイントアドバイスを必ず行います。
 減点箇所すべてではありませんがどこが悪かったのか教えてくれ、場合によって対応法を
 教授してくれます。 試験官により重視個所が違うことがありますがアドバイスしていただ
 いたことはあとでメモしておきましょう。教習原簿を持っている人だと減点箇所がわかる
 ので、不合格だった場合はワンポイントアドバイスメモと組み合わせて補習をしてもらう
 ようにしましょう。
   
・なお合否はその場でははっきりと言いませんが、コメント内容や雰囲気で分かります(笑) 

 4.参考資料
     最後に受験にあたり、参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
  ■深視力を動画でご紹介
  https://www.youtube.com/watch?v=Nk81DsLkiP4 

 ■自動車免許学科試験オンラインテスト
  http://carlicense.shikaku-shinsei.com/tangoquiz/index.cgi 

 ■二俣川 普通二種路上Aコース
  https://www.youtube.com/watch?v=QRPYdt5MWQM
  *こちらの方はA~Cコースまでを解説付きでアップされてますので非常に参考になると
      思います。なおDコースは無いようなのでご自身での下見をお願います。

長々お付き合いいただきまして、ありがとうございました。これから受験される方の健闘を
祈っております! 

2017.3.29 

昨日に引き続き、今日も普通二種の技能試験を受験するため、朝7時過ぎに自宅を出て二俣川へ。 
試験場に着くと指定自動車教習所卒業の大学生や、原付免許を取りに来ている高校生でごった返しており、学科試験受付の窓口は外まで並んでいた。 

証紙窓口で7,650円の証紙を買い、技能窓口前の椅子に座って少し休憩する。8:15頃にはいつも通り窓口のカーテンが空き、受付が始まったが今回はすぐには飛びつかない。番号札1番だからと言って路上Aコースになるわけでもないので、今回はあえて2番以降を狙う。 

トイレに行ったり少し様子を見てから受付をしてみたが、結局1番の番号札を受領。そもそも今日は受験者自体少ない気がする。(というか水曜はいつも少ないような?) 

今日はCコースもあり得るがまぁもうどのコースでもいっか、と気楽に開き直り1号館の技能待合室でボーっと試験官が来るのを待った。 
そして9時過ぎに試験官がやってきて普通二種受験者が呼ばれる。今回は私を含めATのみ3名、試験官は(はっきり名前が確認できなかったが多分)O試験官。またまた初めての試験官だ。 

いつもどおりの試験説明を受け、O試験官と1番の私、2番氏で発着所へ移動。 

荷物を後部座席に置き、前後の安全確認を行い手早く運転席に滑り込みドアロック。 
番号札と免許証、取得時講習修了証を渡し氏名、生年月日を伝える。(今回は補習を受けてないので原簿は無し) 

試験官の指示でシートやミラーの調整を行い、シートベルトをしめ準備ができたことを伝えてエンジン始動。安全確認を行いいざ発進。 

最初のとまれを左折後、外周道路に出る。5番交差点を右折し鋭角に行くのかと思いきや6番の方向変換に入るよう指示が出る。 
今までと違う流れで若干戸惑ったが、指示通り進入し方向変換を行う。右バックで右側の縁石に綺麗に沿わせてポケットに入れたつもりだったが左に寄ってしまったので、安全策で1度切りかえしをして脱出。減点にはならないが試験官の印象はあまり良くないかも。ちと気になる。

続いて6番を左折し、信号のある交差点も左折し5番から鋭角に侵入。得意の左回り。これは無難にパスし発着所へ戻る。 

運転を2番氏に交代して私は後ろから観戦。方向変換は2度切りかえしをして脱出。鋭角も2度切り返してパス。危なげに場内をクリア。発着所へは戻らず2番氏がそのままAコースへ。 
ただ場内の様子を後ろから見ていて、2番氏はすぐアウトになりそうな予感だったが、転回の切り返し後にウィンカーを出すのを忘れていたり、発進時の安全確認不履行が多く、挙句試験場裏手で出た直前合図停車で、路肩の幅が1m無い所にも関わらず白線を跨いで停車したためアウトになり、試験場へお帰りとなった。 
※白線が引いてある路側帯はその幅が1m以上であれば一時停止後に幅75cm残して停車、1m以下の場合は白線に寄せて止まらなければならない。 

さてこのまま私が路上に出るのかと思いきや、今度は3番氏に運転を交代しまた場内課題から。私はまたまた後ろで観戦。今日は待つなぁ… 

3番氏も場内課題はパスしていたが、複数切りかえしをしていたし、後退時の確認が甘かったような気がする。アクセル、ブレーキもなんか急気味だし。メリハリの意味を間違えてないか? 
この人も路上はすぐお帰りかな~…Cコースが回ってきちゃうかなぁ、と思っていたが意外と走っていく。とはいえやはり安全確認が甘いし、カックンカックン走るためだんだん酔ってきて途中目をつぶったり遠くを見たりして気を紛らわす。 
途中旭中学校付近で目標物停車をするのだが、行われなかったため残念ながらここで減点超過になったようだ。 
しかしここまで来ると試験場へのお帰りはあまりないのでそのままAコースのゴール地点へ。 

3番氏から運転を交代し、ようやく自分の番。前後の安全確認を実施して手早く運転席へ。少しだけ緊張してきた。準備をしてエンジンをスタートさせ、安全確認をして発進。コースは昨日同様Dコースだ。 

まず歩車分離式の交差点を左折し少し行ったところで、転回。昨日と同じ過ちは繰り返すわけにはいかない。前後から結構車や自転車が来るので、落ち着いて確認し、流れが途切れたところで転回……しようとしたところ脇の路地からハイエースが出てきた。発車し初めていたので急いで停止し再度ウィンカーを左に出し、先に行かせる。 

再びよく前後左右を確認し転回実施。切りかえしをして右に出ようウィンカーを出したところで左から車が来たので動きを観察。手前で停車したので手を挙げて挨拶し発進。無事履行できた。 

来た道を戻り、中原街道に合流。二ツ上橋を過ぎ制限速度が60Kmから50Kmになるので減速しぴったり合わせる。 

少し走ったところで南台交差点手前の左折可能の交差点を曲がり、二ツ橋交差点に向け直進。交差点に差し掛かったところで歩行者信号が赤になったので、安全策で停止線で止まるが信号は青のまま。ここは少しだけ黄色に変わるまで時間がかかるのを思い出し、すぐさま安全確認後に発進し左折。ヒヤッとしたが何食わぬ顔で走行。 

次の二ツ上橋を右折し再び中原街道へ合流し、60Kmまで一気に加速。すぐに西部病院前の交差点を右折するので、試験官の案内が出たら右車線に移りその交差点を右折。そしてすぐに住宅街に入る狭路へ左折し、進んでいく。 
ちらっと車内の時計を見ると10時を過ぎているがラッキーなことにこの時間にもかかわらず人通りはほとんどない。 

この住宅街も一時停止や見通しの悪い交差点が多いので、止まるところはしっかり止まり、交差点進入時はしっかりと左右の安全を確認しながらパスしていく。 
笹野台北公園の脇を抜け交差する通りを左折し、金が谷に向け進んでいく。順調そのもの。 

そういえばまだ停車課題が来ない、どこで来るかな~と思いつつ金が谷の交差点を右折。
その直後、O試験官より「はい、その辺で止まってください」と指示が出る。 

ここは交差点もあるし、すぐそこにバス停もある。いきなりひっかけかよ…と思いつつちょっと進んで停まり停車措置をして、「止まりました」と申告。O試験官はちらっと後ろを見たのち「はい、どうぞ」といったので「ありがとうございます」と言い安全確認をして再発進。 

バス通りを直進し、1つ目の信号のある交差点を右折。ちょうどその先に信号のない交差点があるのだが停止線手前に駐車車両がいたため、車両を避けつつきちんと停止線で一時停止し、横断歩道に人がいないことを確認して発進。 

それから今宿あきにれ公園の脇を左折し、住宅街を進んでいく。ちょうど旭中学校の横に差し掛かったあたりで「ハイこの辺りで止まってください」と飛んできた。 

ここも道交法上の交差点にあたる路地が多く、路側帯の白線が2本引かれているため、路側帯の幅は1m以上あるが白線に寄せて止めなければいけない。なので交差点との間の中間あたりで白線に間隔30cmくらい残して寄せて止め停車措置。先ほど同様「止まりました」「はい、どうぞ」のやり取りを経て安全確認後に再発進。 

消防出張所を左折し、その先でやっていた道路工事をパスしまた住宅街の中を抜け、試験場へ着々と進んでいくが、気は抜けない。以前補助ブレーキを踏まれた中沢町公園付近の信号のある交差点と、さらに先の見通しの悪い交差点があるからだ。 

信号のある交差点はちょうど赤信号だったので変わり目にぶち当たることは無かった。その先の見通しの悪い交差点も前回の反省を活かし、カーブミラーを十分活用しながら左右の安全確認をし、慎重に直進する。 
交差点通過中に試験官から、「この先坂を上りきったところの交差点を左折してください」と道案内が出てその直後に「その先で止まってください」と言われる。 

…ん?その先とは交差点の先?それとも今ここで?一瞬迷ったが直前合図停車は「指示後、適切に止めるべきところにできるだけ速やかに」ということだからここで良いハズ。ということで勾配がきつくなる前のあたりで路肩に寄せて停車し、申告。様子からして問題なさそうだった。指示が分かりにくいなぁ(゚∇゚ ;)

再び安全確認後に発進して坂を上りきった先の交差点を左折。そういえばまだ目標物停車が来ていないな、もしかしてもう減点超過してるのか?と少々不安になってきたところで「では、目標物停車を実施します。あの駐車禁止の標識のポールを後ろのドアの中央に合わせて止まってください」と指示が来た。良かったぁ、まだ終わってない。 

元気よく「あのポールですね?承知しました!」と返事をして、後ろのドアに合わせて停車し「止まりました」と申告。ちゃんと中央に合っているか自分も確認しようとしたがO試験官はまた少し見ただけですぐに「はい、どうぞ発進してください」と返答が。 
再発進時の安全確認時に左側方を見たときに一応中央付近に止まっていたので問題なかったようだ。 

そして発進、ゴールはもうそこ。途中の横断歩道も人はいない。試験場の門を通るとそこも人の通りはまばら。スロープを下り発着所に到着、駐車措置をしてエンジン停止。完走である!! 

エンジン停止後、O試験官から「では3番さんからワンポイントアドバイスをしますのでたっきぃさんは降車してホームで待っててもらえますか?」とのこと。 
パッと聞くともう試験は終わっているように聞こえるが「降車までが試験」である。まだ合否がはっきりとは分からないので、挨拶をしてきちんと後方確認をし、降車した。(後ろから試験官の視線を感じた気がするのでまだ採点していたようだ) 

もう4月になるとはいえ、日陰のホームは寒い。外から車内の様子を見ているとO試験官と3番氏でなにやら色々問答をしているようだ。
(よっしゃ―何事もなく完走で来た!)と(出来たつもりでも落ちることもあるしまだ分からん)と(寒いから早く講評してほしい)の三つ巴の気持ちを押さえつつ3番氏が終わるのを待つ。 


数分後に3番氏が終わり降車し、O試験官が車内から「たっきぃさんどうぞー!」と声がかかったので再び運転席へ。 

以下講評↓ 

O試験官「はい、お疲れ様でした…えーっと…、アンタ何者?」←まじで聞かれた 
私「…は、はい??」 
O試験官「試験のポイントをしっかり押さえて綺麗に走ってたね。どうしてそんな上手なの?!マジで何者なの?笑」 
私「いやー…特定届出教習所出での練習と、あとは独学で…」 
O試験官「マジか、いやぁ良かったよ!ほとんど減点する箇所無かった。しいて言えば序盤の二ツ橋の交差点のところね、あそこはいけるんだからどんどん行かなきゃ。ま、他にも行けるなってタイミングのところで結構慎重に観察してたところがあったからもう少し円滑に行けると良いな。まぁ試験だから慎重になる気持ちは分かるけど。あれ、そういえば特定通ってたら原簿あるんじゃなかったの?」 
私「えー、実は何回も受験しては落ちで補習を受ける予算がカツカツになっちゃいまして^^;」 
O試験官「あー、そういうことか。…因みに今日他2名の受験者の運転見ててどう思った?」 
私「え?んーあんま他人の運転見てる余裕なかったですけど、例えば安全確認ができてるところとできてないところがあったり、メリハリが無かったりとか、、、優先誤認とかもありましたね、もう今となってはあんまり覚えてないですが…」 
O試験官「そうかそうか、うんありがとう。ん、なんにしても君は良かったよ。じゃー忘れ物無いかしっかり確認して2号館の窓口で待っててね」 
私「はい、本日はありがとうございました!」 

そういって荷物を回収して2号館へ。待合コーナーへ戻ると2番氏、3番氏が私のところへきた。3番氏から「どうだった?」と聞かれたので「良かったと言われました。多分いけそうです」と答えると「だよなぁ!後ろから見てて良い運転するな~って思ったよ、あれで落ちるはずがない」とお褒めの言葉をいただいた。 

その後試験についての情報交換や質問に答えたりとやり取りをしているうちにO試験官から窓口へ来るよう放送が入った。 
いつもなら申請書が返却されるのだが、O試験官の手元にあるのは2枚しかない。と言うことは… 

O試験官「1番のたっきぃさん、はい、合格!おめでとうございます」 

☆祝 普通二種AT限定 合格☆(^_^)v 

2番氏と3番氏からもお祝いの言葉を賜り、お礼を言う。嬉しい! 
合格した私はこの後の手続きについて説明があるので、1度脇に避けて2番氏と3番氏の申請書返却と次回受験日確認のやり取りを見守る。 

お二方の確認が終わり、再び私が窓口に立ち今後の説明を受ける。O試験官からは最初「この後の手続きってしたことある?」って聞かれたけど技能試験合格での手続きは初めてと伝え説明をお願いする(試験場受験マニアか何かって思われてるのかな^^;) 

合格後は免許発行料の2,050円を証紙窓口で買い、ICカードのP/W設定を入口の青い機械で行って2階4番窓口に12:50に集合し、写真撮影を受けて発行されることを聞く。なお取得時講習修了証はここで回収となった。 
最後にO試験官から改めて「運転上手だった、でも気を付けて乗ってくれよ?本日はおめでとうございました」とお祝いの言葉を賜ったので、お礼を言い窓口を後にする。 

この時点で11時過ぎ。証紙を買ってICのP/W設定をしてもたらふく時間がある。 
と言うことで1度試験場を出て試験場通りの松屋でカレーを食べて付近を散策したり、昼休みの時間になってから場内コースを散歩したりして時間を潰す。 

12:40ごろには2号館に戻り通称「勝者の間」と言われる2階へ。いつもは免許更新の時に上がってくる2階だが今日はなんだか違って見える。 

4番窓口に並び12:50放送が入り、窓口が開いて一人ひとり呼ばれて免許発行の内容と申請書の確認が行われる。 
そういえば申請書の右下に技能試験の得点が出てると聞いたので、見てみると「95点」 

うぉ、こんなの二種でポンととれる得点じゃねーぞこれ?!思わずスマホのカメラでぱしゃり笑
しかし5点の減点ってやっぱりあの二ツ橋のところかなー? 


なんて考えつつそのまま写真撮影を行い、13:30に1号館1階の交付窓口で新しい免許証をGET!免許欄に「普二」が表示されているのを見て改めて嬉しくなる。免許の条件欄は「眼鏡等」「中型車は中型車(8t車)に限る」「普通車の旅客車はAT車に限る」とごちゃごちゃ条件が書いてあるが。まぁ色々書いてある免許証も貴重だろう笑 

しかし長かった。年明け早々に二種学科試験に合格し、特定届出教習所へ入校し通常の教習から特定教習まで受け、試験を受けては落ちて補習を受けて…いつまで続くのか分からず本当に不安になったり嫌になったりと紆余曲折色々あったが、最後まであきらめずに受けて合格できて本当に良かった! 

こうして他の人があまり経験することのない「特定届出教習所に通って試験場受験で免許を取る」チャレンジは無事終わりを迎えられた。 
普通二種を取ったからと言ってすぐタクシーやハイヤーの運ちゃんになるわけではないが、それでも「普通車の安全運転のプロ(ただしAT車に限る)」になったわけだ。 
この日からよりいっそう安全運転に努めるよう努力を続けていきたい。 

ここで取得までの全費用を振り返ると 
・入所金:21,600円 
・技能教習5時限パック料×2:51,500円 
・単発+補習(3時限)料:21,400円 
・特定教習料:33,500円 
・試験場練習代:8,600円 
・受験料×6:45,900円 
・写真代:800円 
・免許発行手数料:2,050円 
※学科合格後に教習所へ入ったためそちらの教習料は免除 

■総額:185,350円 

指定自動車教習所に通うと神奈川の平均相場がだいたい25~6万円なので一応それと比較すると安いが、もちろん通わないで取ればもっと安く済む。でもこの金額が高いか安いかは人それぞれだろう。(個人的には当初予想よりだいぶ上回ってしまったが) 

どちらの選択肢を取るかもその人次第だが言えることは、特定届出教習所に通うことで場内課題や路上の試験のポイントなどをしっかり教えてくれるので、合格への近道になることは間違いない。 
私自身の人生において今回の事は高い勉強料にはなったが良い経験になった。 

試験場の技能試験は「受からない」「厳しい」と言われているが、道交法に沿い、きちんと試験のポイントを押さえて運転すれば誰でも合格できるのではと思う。 
決して楽な道ではないが、ありえない選択肢ではないので今検討している人がいればこれを参考にしていただければ幸いだ。 


さて、試験場受験での合格喜びに味をしめてしまったわけだが普通二種の他にもうひとつ、試験場で挑戦したい免種がある。 
それはこれからの挑戦なので受験次第、記事としてアップしようと思います。 

それでは普通二種受験記はここでひとまず終了です。御拝読いただきましてありがとうございましたm(_ _)m

2017.3.26 

もうすぐ4月だというのに生憎の寒い雨の日曜。 
今回の補習でもう15時限目、指定自動車教習所に比べれば少ないが予想以上に教習時が増えてしまった。 

今日は朝イチの午前9時から1時限の教習。ここ最近補習は担当のA教官が多かったが都合がつかなかったようでD教官にお世話になる。 
一応Cコースにぶち当たった時のことを踏まえ、旧厚木の狭路を行くが状況が状況のためほとんど人が出歩いておらず、あまり練習にならなかった。 

時間も限られているので、教習所と試験場を1往復し、最後に鋭角を2度ほど通過して教習は終了。 
D教官からは「やるべきことはできてるから、あとは気負って頑張りすぎないほうが良いかもですね」とコメントを賜る。 

そして原簿を持ってまっすぐ帰宅し二度寝を決め込む笑 

2017.3.28 
そして迎えた5度目の試験。今日は午前試験だ。 
なお結論からいうと今回も不合格。まぁ一連の流れは以下の通りだ。 

いつもの通り証紙を手配し、8:15の技能窓口オープンとともに受付を済ませ、1番の番号札をゲット。 

今日は隣でもう1名普通二種ATの受付をしていたのでCコースの確率は下がったが直前まで読めない。できればAコースが良いなぁ…1号館技能待合室で祈る。 

そんなことをしていると不意に後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえ、振り返ると特定教習の危険予測で一緒になった方(Yさん)が受験しに来ていた。今日で2回目だという。 
いつもは試験官が来るまで緊張しながら待っているのだが今日ばかりは、互いの状況を話し合ったりして気を紛らわすことができた。 

長く感じる待ち時間もあっという間に過ぎ、試験官がやってきた。今日は(気のせいかもしれないが)普通1種路上でよく見かけるH試験官だ。 

何時もの通り一通りの試験説明を受けた後、試験車へ向かう。YさんはMT受験のためAT組が終わるまで待合室で待機のためしばしの別れとなる。 

試験車の左後部座席に荷物を積み、安全確認をして手早く運転席に乗り込む。 
ドアロックをして受験者確認、免許と番号札、取得時講習修了証と教習原簿をH試験官に渡し準備をしてエンジンスタート、安全確認をして発進。 

まず課題の鋭角。右回りとなる4番から進入し無事パス。続いて6番で方向変換。これも問題無し。ノーミスで路上確定。 

続いて2番氏に交代。危なげに課題をこなし結果両者とも路上確定。 
発着所に戻り「1番の方から路上」を待ったが今回も2番氏がそのまま路上Aコースへいくことで発進。 
あーあ、今回もDコースか…まぁCよりマシか。と思いながら外を見るとちょうど試験場から出るところで、Yさんが遠巻きに見送りに来ていたので後部座席から「行ってまいります!」と軽く手を上げると、向こうも手を上げかえしてくれた。 

路上に出た1番氏の運転だがなんだがメリハリがあまりない。安全確認もやったりやってなかったり。直前合図停車も止まったかと思えば再発進したりして止め直したりとちょっとよろしくない雰囲気。 

旭中学校前で目標物停車を実施したのち、途中Cコースで左折するコースに入るよう指示が出たのでH試験官をちらりと見るともう採点簿を閉じてらっしゃる…1番氏はどうやらここで終わりのようだ。 
しかし直前合図停車を3回済ませたにも関わらず、この後にもさらに途中2回停車をやらされていたがあれはなんだったのだろうか…? 

Aコースのゴール時点で私に交代し、Dコースを走って帰るのだが発車後2分少々で補助ブレーキを踏まえれて終わってしまった… 
あの往来の多い三ツ境駅に向かう道路での転回で、優先妨害を取られてしまったのだ。 

状況としては、往来する車がいなくなった段階で転回を開始したのだが角度をつけた後に後退し、再度発車しようとしたときに左から車が走ってきた。 

既に相手が減速を始めていたので、行ってよいだろう思って発進しアクセルをふかしたところスピードが出ないなと思ったら横でH試験官が補助ブレーキを踏んでいたのだ… 

H試験官から「左から車が来てますよー」と言われて初めてアウトになったのに気が付いた。もうぼーぜん。そのまままっすぐ試験場へお帰りに(しかも試験場付近の交差点でもまた補助ブレーキを踏まれる始末) 

発着所に到着し2番氏が降車し、私の寸評が始まる。 
H試験官「お疲れ様でした。えっと…開始直後の転回ですね。(紙とペンを取り出しさっきの状況を簡単に図で書く)あの状況だと道幅が広いのであの停車位置でも、後から来た車はこうやって無理やり抜けてく可能性が高いです。もう私も「えっ?!こんな状態でも通ろうとするか?」と思うような通り抜けを一般車は平気でやります。そういう状況を他の試験でも何度も遭遇してきました。ですので車が来たらその車がどう動くかきちんと確認してから次の行動に出てください。」 
H試験官「今日言えることはそれしかないですね…残念ですが次回頑張って下さい」 
私「はい…ありがとうございました…」 

正直他にも何かアドバイスがあったようだが、もう心が折れ、(もういいや…)という心境だったのであまり耳に入ってこなかった。 

その後待合室で待っているYさんのもとへダメだったこととその時の状況を伝えると、励ましの言葉をいただいた。 
そして放送が入りYさんが試験車へと呼ばれる。激励の言葉を贈り、見送る。 

そして2号館へ移りしばらく待機しているとYさんも帰ってきた。結果はダメだったようだ。 
しばしYさんや一緒に受験した1番氏と雑談しているとH試験官から呼び出され、申請書を返してもらう。 
5回目も不合格。しかも開始早々である。もう補習を受ける気力もそのお金を払う気も、試験を受ける気も無くしてしまっていた。 

手元に原簿を持っていることも鬱陶しくすら感じ、今日すぐ三ツ境へ戻しに行こうか考えているとYさんは三ツ境に向かうらしく、行くなら車だからと同乗を勧められたのでお言葉に甘え乗せてもらう、多謝。 

教習所についてから原簿を返し、しばらくインターバルを取る旨申し出ると受付の方も残念そうに「そうですが、ではリフレッシュできたらすぐ連絡ください。また練習して受験しましょう」と声をかけてきた。でも正直もう補習を受ける気は一切なかった。これ以上補習をしてもらっても意味があまり無いように思えたからだ。 

Yさんは次の補習を予約を入れ、帰るとのことだったがたまたま向かう方面が一緒のためまたまた同乗させてもらった。この場を借りて厚く御礼申し上げたい。 

自宅の最寄駅まで送ってもらい、そこから歩いて帰宅。午後は会社を休んだ。 
本当にこの時点では腐っていた。 

その日の夜、入浴して湯船につかりながら今後のことについて考えていた。 

冷静に考えれば試験でもやるべきことはやれている。これは他の試験官からも言われている。ただちょっとした一瞬の不注意や不運で補助ブレーキを踏まえてアウトになっている。実力が全然無いわけではない。もしかすると今日は「”成る”日」では無かっただけなのかもしれない。 

というのも返された申請書に書かれた、次の試験指定日は翌日の29日午前。今まで2日連続の指定をされたことは1度もない。しかも時間帯も今日と同じだ。もしかしてこれも因果なのか…?ひょっとしたら… 

色々思案した結果、明日も受験をしに行くことにした。もしこれでダメだったらしばらく受験は控えることにする。

妙な予測と自信を胸に今朝と同じ早めの時間で目覚ましをセットし、布団に入るのであった。

    2017.3.19 

    さて、この日はお昼から3回目の技能試験不合格の補習教習を1時限受講。担当はA教官。

    今回は無念の不合格を喫したCコースを回ることを依頼。早速旧厚木の狭路に向かうが、日曜晴天の昼下がりだというのにたいして人通りが無い…。子どもすらほとんど見ない。
    おかげでスルスルっと抜けてしまい、あまり復習にならなかったような(゚∇゚ ;)

    その後二俣川試験場からAコースをたどって帰り、所内で鋭角の練習をちょっぴりやって終了。 
    試験は3日後の22日(水)の午前 


    2017.3.22 
    そして迎えた試験当日。朝7時過ぎに自宅を出て8時ちょっとに二俣川試験場に到着。 
    そそくさと証紙を買って貼り付け、技能試験窓口前の椅子で待機。 

    8:15頃には窓口が空いたのですぐさま受付し、1番の番号札をゲット。恐らくこれでAコース、単独ならCだろう。Cだけは勘弁してくれ…と待合室で祈るばかり。 

    そして9:20頃、少々遅れて普通二種が呼ばれる。今回は2回目でお世話になったA試験官。受験者は私を含め2名のみで両名ともAT。いつも通りの説明を受け、試験車が止めてある、発着所へ移動。1番なので私がトップバッター。 

    荷物を後席に積み込み、安全確認後、運転席へ手早く乗り込み番号札と免許証、取得時講習修了証と教習原簿を渡し、所定の確認をし、準備をして安全確認後、発進。 

    所内は4番の左侵入鋭角から実施。慣れたもので問題なくパス。続いて信号を右折し、6番の方向変換。今まで縦列ばかりだったので多少意表を突かれた感があったがこれもパス。ノーミスで路上決定。 

    1度発着所へ戻り2番氏と交代。方向変換が危なげで「頼むからうまくやってくれ!」との祈りが届いたのか切り替えし2回でパス。この人も路上行き決定。発着所に戻り私に交代するのかと思いきや、 

    A試験官「はい、じゃあそのまま2番さんから路上を始めましょう。Aコースです」 


    うそーん…、私だと思ってたのに、ガックシ(´・ω・`)。 
    さて、ここからだと展開が読めない。前回は一緒の受験者がAコース開始早々歩行者保護義務違反でアウトになり、私がCコースになってしまった。今回の2番氏が試験場付近でアウトにならないようにまた祈るばかり笑 

    走りを見ていてとても緊張しているのがこちらにも伝わってくるが、直前合図停車も目標物停車もパスし、結局Aコースを完走された。 

    Aコースのゴールで私に交代。途中の中原街道の反対車線が渋滞していたので恐らくDコースかなーと予想していると、 

    A試験官「はい、たっきぃさんはDコースね。準備が出来たら発進してください」とその通りの指示が来た。 

    DコースもCに次いで難しいと言われるが、教習で散々走ってきたので転回を除けばコース自体はそれほど難しい印象は無い。転回以外で気を付けるとすれば 

    ・最初の中原街道の合流と60Kmから50Kmへと途中で制限速度が変わること。 
    ・中原街道の南台交差点手前で左折するところの一時停止と合流。 
    ・西部病院入口を右折するための右側車線への車線変更。 
    ・上記を右折してすぐ左折した先の住宅街の狭路。 

    かな、前半さえパスできれば後半はBコースとほぼ同じなので前半を切り抜ければなんとかなるかも。 

    問題は転回である。以前の日記にも書いたがここだけ三ツ境駅へ向かう広い道路でやるのだが、交通量が多く、タイミングが難しい。 
    出発して今回はどうなるか、と思っていたがラッキーなことにそれほど交通量が多くなく、前後の信号も赤になったので楽々転回ができた。 

    その後中原街道をいったん大和方面に向かい、南台交差点手前の左折可の道路を曲がり二ツ橋交差点も左折し、すぐ二ツ上橋を右折して中原街道へ戻る。途中西部病院前の交差点を右折しなければならないので2つ手前の信号を通過してから右側車線に入るのだが、交通量が多くて入れない。 

    右ウィンカーを出し、様子を見ていると空気を読んだ一般車が譲ってくれて無事交差点を右折。そしてすぐ左折し狭路の住宅街に入っていく。ここは狭く、見通しも良くないので30Km道路といえどきっちり30出す必要はない。 

    途中目標物停車を実施し、金が谷の交差点を右折してバス通りで直前合図停車を1回。その後旭中学校付近でも1回実施。着々と試験場へ近づいていく。 
    前回A試験官に補助ブレーキを踏まれた信号のある交差点も無事通過。ゴールまでもう少し! 
    その先の一時停止もキッチリ止まり安全確認後、発進しようとしたところまさかの補助ブレーキ発動… 
    一瞬、え…?とボー然としてしまう。 

    A試験官「(右を指さしながら)こっちからバイク来てるよ…」 

    うわぁぁ……なぜ見落としたぁ!!! 

    残念ながらゴールの試験場発着所まであと1Kmも無い所で無念の試験中止…。 


    そのまま私の運転で戻り、A試験官からの寸評。 

    A試験官「たっきぃさぁん…いうことはあのバイクだけだよ!あれちゃんと対処できてたら他は全然問題なかったのにー!道路のミラー見てなかったの?!俺は見てて来てるなー、て思ってたのに見えてなかったの?」 
    私「すみません、もう完全見落としてました。弁解の余地も無いです…」 
    A試験官「申し訳ないけどあれば優先妨害だからブレーキ踏んだよ。もーほんとあとちょっとだったのに!左の安全確認してる最中に右から来ちゃったんだよなぁ。道路のミラーとか右もしっかり確認しなきゃ。もうほんとそれだけ、残念だけど。」 
    私「ハイ…あの因みに他に気になられた点とかありましたか?」 
    A試験官「うーん…そうだなぁ、強いて言えば直前合図停車かな。「止めて」って言ってらか少し進んで止まったよね?でも実際のタクシーで路上で手上げてるお客さん拾うのを想定してやってるんだからあんな進んじゃったら、お客さん走ってこなきゃダメじゃん」
    私「あぁーそうですよね」 
    A試験官「試験官は基本的に止めれるところで指示を出す、裏を返せば止められないところ(あきらかに止めたら危険なところ)では指示出さないからそんなに深読みしなくて良いんだよ。でも昨日の受験者たちもそうだったんだよなー。事前説明で俺はそう言ってるつもりなんだけど分かりにくいかな?」 
    私「いやー、やっぱり試験になると皆慎重になりますから、結局深読みして少し走っちゃうんだと思いますよ。私もそうでした」 
    A試験官「だよね。そんなに深読みしなくていいんだよ、いやーでもホント残念だった、うーん。まぁ原簿書いたから返すよ。「そこだけ」だけど。次こそ頑張ってな」 
    私「はい、ありがとうございました!」 

    そして降車し、荷物を後席から取り出してそそくさと2号館の技能試験窓口まで退散。 
    A試験官は残念そうにしてが、当人が一番悔しい。本当にもう少しだったのに… 

    後から来た2番氏からも「後ろで見てて綺麗な運転してるなーって見てたんですけど、あれは惜しいですね、あの交差点はよくブレーキ踏まれてる人を見るので要注意ですね」とコメントをいただいた。 

    今回は受験者が2名のみなので、早々に試験官から窓口へ呼ばれた。私の申請書を返してもらう時もA試験官は「ホントに残念だよ、君も残念かもしれないが俺も残念だ…」とまた言われてしまった。(あまりこのタイミングではコメントは貰わないのだが…) 

    因みに2番氏は合格だった。今後の手続きのために残るので、お祝いの言葉を述べて退散したが改めて終わってみるとショックがデカすぎて2号館の椅子にそのまま座りこんでしまった。 

    また補習受けて受験である。先が見えないもう試験場は諦めようか。しかしここであきらめるとそれまでの投資がパーになる。 

    また色々頭の中でグルグル回ったが、実力が無いわけではない。今回は一瞬の手落ちがアウトにつながっただけなのだ。きちんと対処すれば受からないはずは無い。教習所でもずいぶんと訓練をしてもらっている。A試験官の寸評を聞いてもアレ以外は悪くなさそうだ。 

    正直これ以上補習を受けても何の意味もなさない気がするが、あと1回は大人しく補習を受けて5度目の受験も原簿を持ち出せるようにしておく。考えたくないがもし5回目のダメだったら……いや、その時はその時で考えよう… 

    重い足取りで教習所へ向かい原簿を返却し、次回試験日の連絡と補習の予約、料金の払い込みを済ます。 

    補習は3月26日(日)の朝一、試験は28日(火)の午前である。

    2017.3.16 

    さて、本日は会社を全休して午前中は前回不合格だった技能試験の補習教習。そして午後にリベンジというスケジュール。 

    教習は9:55~の1時限だけ。担当はA教官。 
    前回路上に出たとはいえ、慎重さが欠けたが故の不合格なので補習もざっとやるかんじ(時間も限られているし) 
    Dコース⇒Cコースの一部を走り込み、所内に戻り残り数分で鋭角を2回通過して仕上げる。 

    A教官から「今回はいけるでしょ!」と激励をもらい、原簿を受け取り一路マイカーで二俣川へ。練習がてらCコース後半の旧厚木を通っていく。 

    試験場には11時過ぎごろ到着。近くのコインパーキングに車を止めて、2号館へ。 
    証紙の窓口が空いていたので¥7,650分買い、申請書に貼り付けておく。これで試験受付窓口が空いたらすぐに向かえる。 

    少し早いが昼食として、食堂のラーメンを食し、良い天気なので場内コースをお散歩笑 
    もちろん鋭角コースも見に行き、イメトレにも励む。 

    その後、試験受付窓口で待機し12:45頃の開始と同時に普通二種のレーンに飛びつく。 
    お目当ての番号札1番をゲットし、1号館の待合室へ。 

    待っている間周囲を見回すと、外国免許からの切り替え受験者は相変わらず多いが他はそれほど受験者は多くない様子。普通二種も単独受験にならなければ良いな~、と祈っていると試験官からお呼びがかかり、コース図前に集合する。 

    今回の担当はST試験官。受験者は私を含め3名。よく見ると私とあとの2人で番号札のカラーが違う。 

    ST試験官「(番号札を確認し)はい、今日はATが1名、MTが2名ね」 

    …うわ、ATは私のみ。ということで魔のCコース確定…orz 

    若干気落ちしつつ、いつも通り説明を聞き発着所へ向かう。まずは私から始めるとのこと。 
    後席に荷物を置き、前後の安全確認を行い運転席に乗り込む。免許証と番号札、取得時講習修了証と教習原簿を試験官に渡し、生年月日と氏名を告げる。 

    ST試験官「はい、じゃあミラーとか座席はゆっくり調整していいからね。準備ができたらエンジンをかけて発進しましょう」 
    今回の試験官は丁寧で愛想がいいな。 

    テキパキと準備し、エンジン始動。発着所を出て課題へ向かう。 
    まずは5番から侵入する鋭角。今回初めて左回りを指定されたがいつも練習しているので難なくパス。 
    続いて縦列に向かうがこれもお得意の9番縦列なのでテキパキとこなす。結果ノーミスで路上へ。因みに路上へ出るスロープへ向かう途中左車線をずっと走っていたため 

    ST試験官「右行くんだから右車線入ってよ」と注意され動揺する。これが引き金になり緊張がMAXへ。 

    右折して路上に出てすぐに車道をのんびり走るチャリ。対向車も多く無理に追い越さず、後を追尾していくが横から「テキパキ行きなさいよ」オーラが… 

    いつもの交差点の先で転回し、すぐ左折。一時停止後に住宅街に入っていくが対向車でワゴン車が突進してくる。 
    こっちは路側帯ギリギリなのでどうしようかと迷っていると 
    ST試験官から「もっと左に避けて!」と言われ、慌てて左に寄せるが、寄せが甘かったようで「だからもっと避けてって言ってるでしょ!」と苛立った声が飛んできた。 

    これでテンパってしまい「グッ…スミマセン…」と小さく返事をしつつ安全確認もせずに左へ避ける。 

    試験官の助言は試験中止なので終わったかと思いきや、少し行った先で停止課題の指示が飛んできたので停車。続いて旭中学校付近の水銀柱でも目標物停止指示がきた。どうやらまだ試験は終わっていないようだ。 

    とはいえ先ほどの件であきらか試験官の心証は悪くなっただろうし、愛想の良かった方に急に叱られたこともあり、完全に畏縮してしまい余計慎重モードに… 

    ビクビクしながらも今宿あきにれ公園の先の見通しの悪い交差点を右折し、その先の工事現場をパス、バス通りを突っ切り金が谷の交差点も直進し、中原街道へ出て制限速度一杯の60Kmで巡行する。 

    私(トホホ…注意されるわ叱られるわでボロボロだ、メリハリも無いし。いったいどこまでやるのだろうか…)と弱気になっていると目の前にまたチャリが…正直(またチャリかよ!!いい加減勘弁してくれよ…)と思いつつ追い越すか迷っているうちに右側車線にこちらより早い走行車が… 

    結局追い抜きようがないので60Km道路を20数Kmでチャリを追尾。多分車線内で避けようと思えば避けられたのだろうが、メンタルボロボロの私にそんな余裕は無し笑 

    西部病院前を左折して30Km道路をゆったりと走っていると 

    ST試験官「じゃあ、そのバス停のあたりに止めて」 
    私「(ひっかけきたぞ)あ、はい。バス停避けて止めますね…」 
    ST試験官「……」 

    無言が余計プレッシャーに感じる… 
    とはいえ少し離れて止まり停止申告。特にコメントもなく再度発進指示が出る。 

    三ツ境駅前を通過し、一時停止をパスしてその先の信号で待っていると急に 
    ST試験官「そこ見える?」 
    私「(一瞬近くに路駐してるバイクとの距離の事を指摘されたのかとビビりつつ)っは、はい!」 
    ST試験官「今その先の路地からワゴンが出てきたよね?あそこに向けて左折してね。曲がる先がちょっと分かりにくいから気を付けてね」 
    私「はいッ、あの路地ですね!承知しております」 

    ここまで来て試験中止宣告かと肝を冷やしたが、そうではなかったのでちょっぴり安堵。
    そしていよいよCコース最大の山場、旧厚木街道の細い路地に入っていく。 

    平日の午後2時、大人も子供もワンサカいる。緊張は絶頂を迎え、喉はカラカラ。なんだか腹もキリキリする。 

    細心の注意を払いながら1人ひとり確実にパスしていく。全く気が抜けない。ST試験官も常に右足を補助ブレーキにかけられている… 

    ソロソロと進んでいくと、その先でチャリで遊ぶ子どもの集団が。こんな狭い公道で遊んでんじゃねーよと思いつつ手前で最徐行をしているとこちらに気が付いて路側帯に皆避けていくが、チャリに乗った男の子が履いてた靴を片方落とした。しかも道路のど真ん中で… 

    おいぃ…どうすんだこれorzちょうど来ていた対向車のライトバンも困って停止。 
    靴が脱げた子もその周りのともだちらしき集団も「おー、車来てるしどうしよー?」と騒いでて誰一人様子を見て動かない状態。 

    ここで行ったら絶対補助ブレーキが発動する。とにかく止まって様子を見るしかない…!でもこの状態が続いたらどうしたらいいのか… 
    と悩んでいるとしびれを切らしたのかST試験官が車内から子どもたちに向けて「早く靴を取りに行きなさい」と指で合図をする。 
    靴が無事男の子の元へ戻り、こう着状態が解ける。 

    とはいえまた子どもたちはふざけながら道路を走っていくので、泣く泣くそれを追尾して行く。 
    道路が少し広くなり横のST試験官から「もっとテキパキ行け」オーラも出ているのを感じ右合図を出して追い抜く…が、今度はすぐ対向車が来る。これでは妨害になる。 
    左合図を出して人もいるので最徐行で戻るが 

    ST試験官「子どもがいるんだからかぶせるような動きをするなよ!」 
    と叱責が飛んできた。流石にこれは危険行為なのでアウト。「もういいよ…」とのコメントで、不合格になったことを悟った。 

    もう疲れ切っていたが試験場も近いのでそのままコースを走っていく事に。試験場付近の横断歩道でも徐行不備などで1,2度注意を喰らい、発着点に着く頃にはもう本当に精根尽き果てたorz 

    後席にいたMT受験者が降車し、ST試験官からの寸評。 
    ST試験官「はい、お疲れ様でした。(ブレーキを踏んだまま固まってる私を見て)まぁ、リラックスしてよ。試験終わったんだから。」 
    ST試験官「まず最初の大きな車を避ける所、路側帯は入っちゃいけないのはそうなんだけど相手にも円滑に通ってもらわなきゃいけないんだから譲るところは譲らなきゃ。」 
    私「はい、スミマセン…(;´-ω-`)」 
    ST試験「あ、いやいや、たっきぃさん沢山練習してきたのは伝わったよ。交通法規通りに走れていることは走れてる、でも状況に応じた速やかな対応をしなきゃだよ。」 
    ST試験官「自転車や路地の歩行者の対応もそうだよ、そりゃ確かに法規では安全な間隔が取れない場合は徐行か一時停止ってなっているけど、安全な間隔が少しでも取れるならすぐ行かないと。チャンスはいくらでもあったよ?」 
    私「えぇ、ちょっと慎重になりすぎました…」 
    ST試験官「法規通りには走ってる。そう言われたらその通りの走りなんだけどさ…うーん貴方の場合はワンポイントアドバイスしにくい課題だなぁ( ̄▽ ̄;)んーそうだな、もう一歩先を行く危険予測と円滑な運転、かな」 
    私「はぃ…また練習して受験します…」 
    ST試験官「ん。じゃあ原簿書いたから返すよ。これからMTの試験だからね、1時間くらいかかるしここは寒いから暖かい2号館の技能試験窓口の椅子にでも座って待っててね。今日はお疲れ様でした!」 
    私「ハイ!今日は本当にありがとうございました。」 

    と言うことで降車し、そそくさと建屋へ退散。常に絶頂状態だった緊張が解けて急におなかが痛くなり、しばらく近くのベンチに座り込む。 

    あぁ、3回目もダメだったか。一応Cコースを完走はさせてくれたが、、、あと何回受験すれば受かるのか。落ちるたびに補習教習をすれば時間も取られるし費用もかさむ。そう思うと気が遠くなった。 

    やっぱり免許試験場の試験は厳しい…いっそ諦めて公認へ入ることを検討するか。それだと特定教習を含めイチから教習を受けなければならない。学科教習もある。卒検に合格しても結局試験場でまた学科試験を受けねばならない。ならば前回一緒になった方にアドバイスを受けた大特を取得して学科免除を狙うか。でも共倒れになったら意味ないし…と頭の中をグルグルと回る。 

    1度頭を冷やし、今実際いくらかかっているのか計算してみた。 

    ・教習所入所金::\21,600 
    ・技能教習5時限パック:(\25,750)×2…\51,500 
    ・単発技能教習料金:(\5,350)×2…\10,700 
    ・特定教習料金:\33,500 
    ・試験代:(\7,650)×3…\22,950 

    合計:\140,250 

    うむ、まだ指定校に通った時ほどの金額ではない。 
    とは言え、特定届出すら通ってない人に比べたら高くついているのも事実だし、当初予算よりも膨らんでしまっている。 

    次こそは合格をせねば… 

    そんな計算をしているうちにMT受験者の試験も終わり、16時前に窓口へ呼び出される。
    今日はMT受験者から1名、合格者が出た。 
    私も次こそはここで合格通知をもらえるよう頑張りたい。 

    次の試験は3月22日の午前。今回はネット申請による修正は無く受けられそう。 

    マイカーで教習所へ戻り、不合格と次回試験日を報告し補習教習の日を決める。次回は午前なので直前補習はできない。本当は3連休最後の20日にしたかったがこの日はいっぱいのためその前の19日で1時限予約を取り帰宅。 

    本当に今日は疲れた。翌日は仕事なので早めに休むがぐっすり寝れそう笑 

    繰り返しになるが次こそ合格したいができればCコースは願い下げたいところだなぁ…

    2017.3.8 

    本日は2回目の普通二種技能試験。今回は午前試験のため7時過ぎに自宅を出る。 
    二俣川に着いたのは8時少し前。 

    ゆっくり試験場まで歩いていき2号館1階に入ると、公認教習所を卒業した若い子たちが、証紙窓口やらA窓口にわんさかいる。 
    若い子たちに混座って順番待ちをし、証紙7,650円を購入。しかし高いなぁ…。 

    証紙を貼り付ける記入台もごった返しており、待っていると8時半前にもかかわらず技能試験窓口の受け付けが始まり、ちょっと焦る。 急いで証紙を貼り、二種及び二輪の受付レーンに並ぶがここでふと気づいた。 

    教習原簿ってどのタイミングで提出すれば良いんだ?? 

    よく分からないので、受付の時に申請書といっしょにおずおずと出してみる。すると係官から「これはいらない」と突っ返される笑 
    おまけに質問票を改めて書かなければならなかったようで「毎回書かなきゃダメだから、今すぐ書いて!」と注意されるorz 

    そんなこんなで受付を済ませ、受け取った番号カードは「2番」。今日も誰かいるのか。とりあえずCコースの確率は減って少し安心。 

    1号館の待合室に移動し待つこと数十分、試験官がやってきて普通二種受験者が呼ばれる。本日の試験官はA試験官。受験生は私を含め4名だ。うち2名は教習所で見かけたことがある教習生さんだった。 

    A試験官より試験方法の説明があり、番号カードを確認する。その時、私が手元に原簿を持っていたのを見て「教習原簿を持っている方は、受験時に番号カード、取得時講習修了証といっしょに提出してください」と指示を受ける。そこで出せばよいのか。 

    皆で発着所まで降りて行き、1番氏が運転席に乗り込み、私が後席。3,4番氏は発着所前の待合室で待機。 

    発着所を出て一時停止を左折し、外周を回って赤の1番交差点を右折。4番から鋭角に入る。前回私が失敗した右回り鋭角。ヤダなーと後ろから見物。 

    無事通過し鋭角出口を左折して9番の縦列に行くよう指示される。因みにポケットへの後退に入る前に、まっすぐ止めて「止まりました」と申告するようにと指示があったのだが、1番氏、(私もそう思ったのだが)ポケットに入れてから申告すればよいと勘違いされたようで、停止してからすぐ後退をしようとしたためA試験官から「え、ここで止めるの?止めるなら申告してって言ったよ!?」と注意が入る。 

    1番氏、慌てて停止措置をして止まった旨を申告し、試験官から了解をもらって後退開始。今の注意で焦りはじめたのか、車体を傾けてからハンドルを切るタイミングが遅くなり、安全確認もやったりやらなかったり…。挙句ポケットに入れた時点できりかえしを要求されたりと、ちょっとボロボロ。 

    それでも何とかこなして、発着所へと戻り、私に交代。 

    免許証を提示し氏名、生年月日を伝え、番号カードと取得時講習修了証、教習原簿を渡す。 
    準備をしてエンジン始動、Dギアに入れサイドを解除。5点確認をしていざ発進。 

    1番氏と同じコースで走りまずは4番から鋭角へ進入。しっかり左に寄せ、ゆっくり進んでいき、タイミングを見てハンドルを右いっぱいに切る。角度をつけて停止し、Rギアに変更し、5点確認をして少し余裕を持って後退。再度Dレンジに入れ5点確認をしてゆっくり大回り気味にそろそろと進んでいく…通過できた! 

    ホッとしつつ、次は9番の縦列。ここは試験場練習の時に散々使った場所なので得意なのだ♪さっさと済ませ、「入りました!」と申告するとA試験官はミラーをちらっと見て、「はい出てください」とのたまう。 

    脱出し、そのまま路上コースかなー、そうなればAコースだな、と期待していると… 
    A試験官「いったん発着所に戻ってください、運転手を後退して2人で路上行きます」とのこと。あーそうなるとBかDかー、とちょっと肩透かしをくらいつつ戻る。 

    エンジンを切って、さっさと後部座席に着いたのだが、ここであとの3番氏が自分の番が来たのかと勘違いし、車両に近づいてきてそれに気づいた1番氏も交代なのかと混乱して迷い始めるアクシデントが… 

    助手席でその様子を見ていたA試験官が窓を開けて「1番さん路上行くって言ったでしょ!早く乗ってよ!!」と一喝。慌てて乗車してきたが再度「路上行くって聞いてなかったのか?!」と叱られてしまう…あー最悪だなこりゃ。南無三…。 

    準備をして発進、試験官から「今日はAコース行きますから」と告げられる。(後ろから見てると試験官、ちょっと不機嫌そう…) 

    路上に出て少し走った先でまずは転回。それから試験場の前を通過していくのだが手前の横断歩道に目をやると歩行者が…。 
    私(あ、渡りそうな雰囲気だぞ…停止線で止まって…アレ?行くの、いや手前で止まって…) 

    ガツーン!とここで試験官の補助ブレーキ発動。「歩行者!!」と言われていた。 
    ということで1番氏はここで終了を告げられ発着所へ戻ることに。 
    …ってことはまさか私はCコース…?いやいやそんなまさか、と運転席に滑り込むと、 
    試験官から「はい、ではたっきぃさんはCコースに行きましょう」とのこと。 

    正直(…終わった)と思った。教習で何回か行っているとはいえやはりコースは長いし、旧厚木は難しいしでできれば避けたかったのだが…当たってしまったものは仕方ない、と気分を切り替えた…つもりだったのだが…それがのちに油断だったということがわかる。 

    試験場の正門を出て、右折しまずはならし走行。とはいえ100mしかないのであっという間に「ならし走行終了です」と告げられる。 

    バス停の先で転回をし、すぐ左折して直進し、一時停止を越えて住宅街のほうへ向かうのだが、その先の交差点で事件は起きた。 

    ちょうど交差点手前に差し掛かったところで歩行者信号が点滅しているのに気づく。 

    (うわーこれどうしよう、まだ青だけど止まるには早すぎるしでも行ったら黄色になるし…) 
    迷っているともう停止線目前…! 

    (うぅ…もぅ止まれなそうだし、行くか…) 

    アクセルを踏んだ瞬間… 

    ガツーン!と補助ブレーキ発動… 

    思わず、「あぁ…行けませんか…」と声を漏らしてしまった。A試験官も非常に複雑な表情で何か言いかけたが「まぁ試験場で話すよ、まずは戻りましょう」 

    …と言うことであえなく私も大して走れずに路上試験は終了となった。 

    発着点に戻り、1番氏は1度下車し、A試験官から寸評をもらい、原簿を返してもらう。 
    A試験官「はいたっきぃさんご苦労様、まずそもそも場内で接輪してたの分かった?」 
    私「えっ?!ほんとですか?すいません、分かりませんでした」 
    A試験官「鋭角で前輪と後輪が接輪してたよ!角度つけるときとか後退の時に我慢しすぎたな、もっと車体感覚を身につけなきゃ」 
    私「そうですね…気を付けます」 
    A試験官「それから路上のあの信号な、あれは止まらなきゃダメ!一瞬アクセルゆるめて迷ったでしょ?あの時止まってれば何の問題もなかったのに…。二種なんだからお客さんを乗っけて運転するんでしょ?あの状況でもし事故を起こしたら貴方どうするの?」 
    私「う…おっしゃる通りです…」 
    A試験官「何をおいても安全が最優先だからね、次、頑張るように。(私に原簿と修了証を返して)お疲れ様でした。」 
    私「はいッ!ありがとうございました!」 

    私が降車した後1番氏が呼ばれていたがドアを閉める前から、何やら厳しく言われている様子。 

    それを尻目に階段上のベンチで原簿をカバンに仕舞ったりしていると1番氏も上がってきて私と目があい、苦笑しながら話しかけてきた。どうやら相当扱き下ろされたようだ。 
    ホントにご愁傷様としか言えない。 初めての受験だったようで、相当緊張してテンパってしまわれたようだった。 

    まだ3-4番氏の試験が始まったばかりなのでかなり時間もあるため、2号館の受付前に1番氏と移動し色々喋ったのだが珍しく年も近かったため話が弾んだ。 

    聞けば1番氏は大特二種を試験場で一発合格した強者だったようで、それに触発されて普通二種も受けに来たとのこと。 

    大特は私も興味があると告げると、乗ってみるとクセはあれど面白い車両とのことで「せっかくですから大特二種も挑戦されてはどうですか?場内だけですし受かれば学科が免除になりますよ♪」とそそのかされる笑 

    実は結構これで心が揺らいでいる…。指定教習所と違い、試験場はいつ合格できるか分からない。早く受からないと本当に学科の有効期限が切れてしまい、試験がイチからやり直しになってしまう。 
    そうならない予防策としてスケジュールをなんとかやりくりして、大特も同時並行で挑戦しようかな…。金かかるけど笑 

    そんな免許ネタの雑談を1時間ほどしていると、3-4番氏も試験が終わったようで窓口へ呼ばれる。今回も不合格…ということで申請書を返してもらう。受験日はやはり都合が付かない日なので、後で変更する旨を伝えて引き下がる。 

    1番氏とは「お互い頑張りましょう」と励ましあい散会。 

    因みに午後から仕事だったためさっさと退散したため全員の合否は確認できなかったが残り2人の申請書も置いてあったので、恐らく今回も合格はゼロだったのかと。 

    帰り道は歩きながら教習所へ電話し、今後のスケジュールを確認。 
    最低1時限以上の補習を受けた上で、また受験と言うことになり試験日に近い日で調整することに。 
    あーあ、また教習料金がかかってしまう。 

    次はもっと慎重な判断且つ、メリハリのある走りをしないとなぁ・・・

    2017.3.4 

    本日はお約束の技能教習みきわめ。担当頂くのは担当トレーナーのA教官。 
    きちんとOKが出るかちょっとドキドキ笑 

    毎度おなじみコンフォートでまずは路上に出る。初めに二ツ上橋を右折してDコースへ。
    西部病院前を右折しすぐ左折で狭路へ入る。すぐに停止課題指示が出てすみやかにとめるが、A教官から、ここは路側帯の白線がないてので端に寄せて止めるが寄せが甘いとのこと、また車体が斜めになっているとの指摘を受ける。 

    どうもこれで心配になったらしく、停止課題指示がいつも以上に多くなった。この直後に1回、バス通りで2回、旭中学校付近で1回、試験場裏手で1回。色々フィードバックを受けるので余計慎重になりかえってミスが増えてしまった… 

    停止課題で受けた、注意点として 
    ・全体的に操作がもたついている、もっとテキパキ動くこと 
    ・指示直後の直近で止まれていない(駐停車禁止場所は除く) 
    ・歩道や路側帯に寄せるまでの侵入スピードが速すぎる 
    ・路側帯に寄せて止める所での停車が、白線ギリギリになっていて危なっかしい 
    ・路側帯が広い所での停車時に左側方の安全確認が出来ていない 
    ・上記に加え交差点付近での場合は路側帯をまたぐ前は、交差点周囲5m以内でも一時停止をし、安全確認してからまたいで5m以上空ければ良い。無駄に走りすぎ 
    ・駐停車禁止場所でのひっかけ指示に冷静に対応できていない 

    こうして書き出してみると結構多いorz 

    目標物に合わせた停車も旭中学校付近の水銀灯以外でも練習したが、ここでもいくつかフィードバックを受ける。 

    ・歩道や路側帯に寄せるまでの侵入スピードが速すぎる 
    ・充分減速して目標物が視界から消えたらすぐブレーキを踏む 
    ・目標物は位置を合わせようとして目視で追わない。前方不注意になる。 

    結構色々注意され、若干へこみながら二俣川試験場付近で転回を実施。今度はCコースの道順で三ツ境方面へ行く。 

    帰りも(前述のような注意を受けつつ)数回停車課題をこなし進んでいく。 
    そういえば信号待ちや渋滞の中でも停車してから再発進時に5点確認をしていたが、そういう場合は左右ドアミラーとルームミラーの確認だけでも良いと教わった。 

    この安全確認にも指摘があったのだが「ちょっと過剰」らしい。 
    正直試験場受験体験サイトの記事を読み漁った影響もあり、しつこいくらいに安全確認をしていたのだが、どうもそこまでしなくても大丈夫らしい。 

    例えば進路変更をする時は「ルーミミラー⇒左(右)ドアミラー⇒左(右)目視⇒ウィンカー⇒左(右)目視⇒進路変更」をしていたのだが実際は「ルームミラー⇒ウィンカー⇒左(右)ドアミラー⇒左(右)目視⇒進路変更」で構わないとか。 

    あまり過剰にやると操作がもたつくだけでなく、試験官側も「コイツ演技か?」と思うらしい。ようは「適度にしっかり見て」安全だと確認できれば良いのだ。 

    勿論信号待ち、渋滞以外での停止から発進は当然5点確認は必要だし、場内の課題での後方確認はしっかりやらないとアウトなので気を付けなければいけない。 

    そんなことを教わりながら今度は場内課題のため旧厚木は行かずそのまま所内へ。 

    前回鋭角でアウトだったため鋭角を実施。 
    まずは左回り。試験で寄せが甘いと言われたので右側縁石にしっかり寄せる。ハンドルを左いっぱい切るタイミングは、左側の縁石の頂点が助手席を過ぎてすこしした当たりと再度教わる。 

    反対側の縁石と90度から100度くらいになるよう角度をつけ、ハンドルを真っ直ぐに戻し、窓を開け、Rギアにし、5点確認をしてハンドルを右いっぱいに切りながら左右の後方確認をしながら後退。 

    ある程度角度が付いたら真っ直ぐに戻し、Dギアへ戻し窓を閉め、5点確認をして大回り気味にゆっくりハンドルをきりながら脱出。 

    うむ、練習だとできるな笑 
    2回ほどやって感をつけて今度は試験で失敗した右回り鋭角。右侵入より簡単だという方が多いが、教習所で左回り中心で練習していたのと、試験で失敗して以来かなり苦手意識がある^^; 

    これも3回ほど練習し、まだ時間があったので縦列と方向変換も1回ずつ。もうこの2つはホイホイ進められるので、試験でも大丈夫だろう 

    最後にまた2回ほど左回りで鋭角を練習し2時限の教習は終了しA教官からの講評。 
    A教官「うん、これだけ練習しておけば試験は大丈夫でしょう!もう少しテキパキ運転することと、安全確認が過剰なぐらいですね。」 
    私「(停止課題とか色々言われたけどホントに大丈夫かよ…)そ、そうですか、ありがとうございます。しっかり頑張ってきます」 
    A教官「吉報を期待してますよ!それでは受付で待っててください。原簿を処理して渡しますので…」 

    え、試験は3月8日午前だけどもう原簿貸与されちゃうのか。試験直前まで仕事だから前日とか早朝に取りに行く必要が無いのはありがたいけど良いのかしら…笑 

    と、いうわけでなんとかみきわめをもらい、受付で「無くさないように、試験が終わったら必ず返却すること」の注意とともに原簿を受け取る。 
    これで今度は特定届出教習生として受験ができる。いったいどうなることやら。 

    因みに原簿の中身自体、あまり見たことが無かったので帰宅後に取り出してしげしげと眺める。 
    なるほど、ちゃんと指定校と同様、1段階、2段階で教習項目があって、それに沿ってハンコが押されている。(1段階は所内、2段階は路上。1段階は最初の1時限で全ての項目をやってみきわめになってるのはちょっとおもしろかった) 

    そして後半に試験官が記入する、不合格時指摘項目のページがあった。ここに記入されるのか…。 

    これ以外にも私の個人情報や免許情報まで記載されているので無くしたら大変。 
    試験の申請書といっしょにクリアファイルに入れてしまっておく。 

    さぁ次の決戦は3月8日だ!今度は雰囲気に飲まれないで最後まで頑張るぞ!

    2017.3.2 

    本日は会社を早引けして、夕方から9-10時限の技能教習。あいにくの雨。 
    3月になり、自動二輪や仮免の練習をしに来る若い子が結構いた。 

    少し早めについて待合室のソファーでボーっとしていると、A教官に呼ばれ、試験日と直前の技能教習日を確認。直前教習はA教官から「私がやりますから」と逆指名で決定し本日の教習で分からない点は気づいたら担当する教官に何でも聞くようにと指示を受ける。

    そう告げ、A教官は別の教習で外へ出て行き、担当官を待つことに。 

    やってきたのは前回同様D教官。個人的には相性の良い教官(・∀・)
    それと、その後ろに見たことないオジサマ教官がもう1人。 
    D教官「今日はこの方も同乗しますから宜しくお願いします」
    とのこと。どうやら新人教官のようだ。 


    3人で教習車両に向かう。本日もクラウンコンフォート。 

    まず慣らし走行で外周を2周してから路上へ。 
    D教官から「Dコースの転回、まだやったことないですよね?1度やっておきましょう」とのことでDコース転回場所の三ツ境駅北口手前の道路に向かう。 

    Dコースのみここが転回場所になるのだが、試験場前より道路の幅が広く転回行為自体はしやすい。ただし交通量が多く開始時期のみきわめが難しい… 

    前方から車が来なくなったと思ったら後方から数台。後方がいなくなったと思ったらまた前方から…の繰り返しで一向にできやしない 

    私「うわー、全然途切れませんよここ(´∀`;)」 
    D教官「そうなんです、難しい理由はそれなんですよねぇ(´∀`;)まぁ途切れる瞬間は必ず来ますから焦らず待ちましょう」 
    私「試験官から「早くしろ」と急かされたりするんですか?」 
    D教官「いやぁ…状況が状況ですからそれは無いと思いますよ」 

    結局5分くらい待ってようやく転回。まぁ前後が見通しやすいポジションを見つけたのでもしDコースにぶち当たったら同じところで止まるようにしよう。 

    転回後にD教官からおもむろに「あんまりE-Fコースは走ったことないですよね?」と聞かれる。E-Fはコースの一部を2-3時限目に少し走っただけなのでお願いしていく事に。 

    A-Dコースとは反対のE-Fは南万騎が原方面になるが、二俣川駅周辺やさちが丘付近がよく渋滞しているため選択肢から外す試験官が多いようだ。 

    途中直前合図停車を1度行い、さちが丘の渋滞を抜け二俣川試験場へ。試験場通過後にもう1度転回を行い、今度はAコースへ。 
    目標物停止とバス通りで駐停車禁止付近での直前合図停車を練習し中原街道へ。 

    因みに二俣川では1回ひっかけの直前合図停車を出すらしいが、バス亭等が近い場合は「そこのバス停を過ぎて止まります」と申告しても良いらしい。(以前B教官は指示不履行になるから絶対だめだと言っていたが…) 

    中原街道を過ぎてからこちらの希望でCコースの旧厚木を再度練習。 
    D教官から人の避け方がだいぶ良くなったとお褒めの言葉をちょうだいする。 

    再び試験場付近に出てきて、コースをショートカットし教習所へ戻り所内の課題の復習。

    鋭角は残念ながら他の方が練習しており割愛し方向変換と縦列。どちらも特に問題なくこなし、2時限の教習はあっという間に終了。 

    D教官からは「あとはメンタルの問題ですかね、あそこは独特の雰囲気ですからねー。頑張ってください」とF/B 

    次回は明後日の夕方から。ここでみわきめとなり3月8日の午前で試験となる。 
    引き続き頑張ります。

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